リーマンショック時の値動きを振り返る【最悪を想定し最善を尽くす】

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

「最悪を想定し、最善を尽くす」

こんな名言、聞いたことありませんか?普段仕事でシステムエンジニアをやっているとよく聞きます。

本番移行時などに想定外の事態が起こった時にどうするかを事前に決めておいて行動する。

資産運用の世界でも同じで、リーマンショック級の大暴落が起きたら、資産はどうなるか。

残念ながら暴落が起きることを想定することは不可能でしょう(市況を予測できるなら大儲けできます)

それならば暴落が起きた時に運用中の資産はどのように変化し、そのあとにどのような行動を取るべきかを決めておきましょう。

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本記事の結論・まとめ

  • リーマンショック級の暴落はいずれ来ると思っておこう
  • 前回は先進国でも60%、新興国は70%以上の暴落が来ることを想定しておこう
  • あなたの資産、半減しても正気でいられますか?
  • 資産減少幅が許容できない場合は運用額を引き下げたり、低リスク資産へのスイッチを!

過去に学ぶ。リーマンショック時の主要指数の値動き

2007年のサブプライムローン危機を皮切りに2008年には負債総額6,000億ドルでリーマン・ブラザーズが破綻したり大きな金融危機があったことを覚えているでしょうか。

100年に1度とも言われたリーマンショックですが最悪に備えるにはリーマンショック級の金融危機が訪れても「想定の範囲内です」と涼しい顔で金融危機時の対応をできるようにしたいですね。

ではそのリーマンショック時に主要株価指数がどの程度暴落したかを見て見ましょう。

主要指数の下落率

下の表は各主要指数の直前の高値とリーマンショック後の最安値です。

日米では60%近く下落しています。中国に至っては70%を超す下落率です。

指数 高値 安値 下落率
S&P500 1,576 666 58%
日経平均 18,282 7,088 61%
上海総合指数 5,959 1,664 72%
FTSE100 6,730 3,492 48%

恐ろしいのは世界中で暴落していると言うことですね。

いくら日米欧、新興国各国とポートフォリオを世界中の株式に分散をしていたとしても資産の60%近くを失う可能性があります。

アメリカ市場:S&P500のチャート

S&P500のリーマンショック時のチャートです。2007年後半から2009年にかけて大きく下落しています。

皆さんのポートフォリオ内のアメリカ株式がこれから2年弱かけて60%暴落する可能性があることを覚えておく必要があります。

あなたの持つVOOやIVV,SPYなどのS&P500連動ETFの価値が半減するかもしれませんよ?

日本市場:日経平均株価のチャート

日本はサブプライムローン関連商品をあまり持っていなかったため影響が少なかったものの、世界経済の非込みから消費控え、投資控えと連鎖し、株価も米国同様、大幅に下落することとなりました。

このように日本に関連の薄い金融危機であっても連鎖し、日本へ影響することも覚えておく必要があります。

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上海総合株価指数のチャート

中国の株価は直前まで好調だっただけに落ち込み方も激しいです。

下落率70%です。レバレッジ型ETFかと錯覚させるような値動きですね。

新興国投資も魅力ですが、高ボラティリティによるリスクは肝に銘じておきましょう。

FTSE100の値動き

イギリスも例に漏れず暴落しています。

約50%の暴落で日米よりもマシとは言え、半減です。

資産は半減どころか7割吹っ飛ぶと思え

どうでしたか?かなり衝撃的なチャートではなかったでしょうか。

でもこれは過去に起こった事実です。また同じような金融危機が起きてもおかしくありません。

金融危機時の値動きから資産の減少幅を想定しておきましょう。

想定した資産減少幅が許容できない場合は投資額を引き下げたり債券などの低リスク資産にスイッチするなどを検討しましょう。

ほな、また。


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