先日より立て続けにeMAXIS Slimシリーズの投信を紹介しています。
先日のeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
や、eMAXIS Slim国内債券インデックス
アメリカ株を中心に構成していた先進国株式インデックス
などなどを紹介しました。
今回はeMAXIS Slim先進国債券インデックスです。ちなみにeMAXIS Slimシリーズは同時期(2017/2/27)にこ上記3本とこの1本を含めた計4本が設定・発売されました。
eMAXIS Slim先進国債券インデックスの特徴
eMAXIS Slimシリーズ共通の特徴はコストの低廉化にこだわりぬいた投信です。
シティ世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)を指標とするインデックスファンドです。そのため投資対象はアメリカと欧州を主とした先進国の国債がメインとなります。
ファンドの規模としては純資産額が約17億円です。なお、国際債券型の投信で純資産額トップは「フィデリティ・USハイ・イールドF」で純資産額7,943億円です。
純資産額の小さいファンドの場合は早期償還や投資効率低下の恐れがありますが、eMAXIS Slim先進国債券インデックスはその心配は不要です。
三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim先進国債券インデックス マンスリーレポートより
上記は純資産額の推移ですが、発売以来、純資産額は緩やかに上昇を続けています。今後も純資産額が積みあがっていくことが予想されます。おそらく多くの人の支持を受け、積立買い付けを行っているのでしょう。
なお信託金の限度額は5,000億円に設定されているため、今後、継続的に積立買い付けを行う場合にも問題はありません。
eMAXIS Slim先進国債券インデックスの購入手数料は?信託報酬は?
まず購入手数料は不要です。ちなみに売却時に必要な信託財産留保額も不要です。
保有している限り払い続ける信託報酬ですが年率0.1836%(税込み)です。
2017年2月27日の発売以降、信託報酬は変わっていません。手数料合戦を仕掛ける他のファンドが無かったのでしょう。
運用会社の方針で業界最低水準の運用コストを維持すると掲げているため、今後もトップクラスの低コストを維持してくれると思われます。今でも十分に安いですが。
途中ですが過去の関連記事です。各アセットアロケーションごとにコストの安いインデックス投信を探しました。インデックスファンドはまず投資対象クラス、次にコストで選べば良いです。
eMAXIS Slim先進国債券インデックスの分配金は?
過去に分配は行われていません。と言うか、2017年2月に発売された新しいファンドで、まだ決算を迎えていません。初回の決算は2018年4月25日です。
なお、運用方針として資産の成長を優先するために分配は抑制する方針のため、分配は行わずに内部で自動的に再投資されるものと思われます。投資家への分配を行ってしまうと課税されてしまうため、投資効率が下がることを懸念しての方針と思われます。
低コストとと言い、分配方針と言い、投資家のことを優先に考えられた投信だと思います。
eMAXIS Slim先進国債券インデックスのパフォーマンスは?
再掲となりますが、基準価格のチャートです。青色が基準価格、赤色がベンチマーク(シティ世界国債インデックス)です。
三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim先進国債券インデックス マンスリーレポートより
債券型の投信のため、値動きはマイルドです。直近では金利の上昇(債券価格は下落します)と円高の影響もあってか少し基準価格を下げています。
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