我々個人投資家にとってうれしいニュースが飛び込んできました。
業界最低水準の運用コストを常に目指す投資信託のeMAXIS Slimシリーズからまたまた信託報酬の値下げです!今回値下げされるのは以下の8資産に均等に投資するタイプの「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」です。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内不動産
- 先進国不動産
目論見書より
関連記事です。債券と不動産を含まないタイプだと、3地域の株式のみに投資するタイプもあります。
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)で3資産に投資!
信託報酬の値下げ幅はなんと23.5%
このブログではまだご紹介していなかったので取り上げてみます。今まで年率0.22572%(税込)だったのが今回の信託報酬値下げで0.1728%(税込)に下がります。一気に24%も値下げです!
株式ならストップ安クラスですね(笑)しかも先月(2018年2月)にも信託報酬を値下げしたばっかりなのに…です。その時は0.001%でしたが。やはり、常に業界最低水準を目指す姿勢が素晴らしいですね。
バランスファンドのメリット
バランスファンドのメリットは面倒なリバランスの手間を投信運用会社にお任せできる点です。
バランスファンドではなく、自分で各資産クラスの投信を複数持つ場合、特定の資産クラスが値上がり値下がりしたかどうかを監視して、バランスが崩れたら値上がりした投信を売って、値下がりした投信を買って…といったリバランス作業が必要になります。
値動きもチェックしておかないといけないし、リバランスのために何をどれだけ売って、何をどれだけ買ってを全部計算しないといけません。結構めんどくさいです。でもそんな手間が不要になります。そう、バランスファンドならね。
関連記事です。投資に回す余裕がない方は固定費を見直してみてはいかがですか?見直し余地のある方は万単位でコストカットできますよ。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の目論見書を読む!
投資対象は上記に記載の8資産に対して12.5%ずつの均等配分です。そして各資産クラス毎に設定された指数への連動を目指しています。目標の指数は以下のとおりです。
- 日本株:TOPIX
- 先進国株:MSCIコクサイ・インデックス
- 新興国株:MSCIエマージング・マーケット・インデックス
- 日本国債:NOMURA-BPI
- 先進国債:FTSE世界国債インデックス(除く日本)
- 新興国債:JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバ ーシファイド
- 日本不動産:東証 REIT指数
- 先進国不動産:S&P先進国REITインデックス
各資産クラスに対して均等に投資を行うため、外貨建て比率はおおよそ62.5%となる見込みですね。また為替ヘッジは行わないとあるので各資産クラス固有の値動きよりも為替の影響の方が大きいと思われます。次は基準価格のチャートです。
モーニングスターより
設定から日が浅い投信のためチャートの期間は短いです。世界経済を反映したようなチャートですね。2017年1月まではきれいな右肩上がりですが、昨今の暴落、円高の影響を反映したチャートになっています。
参考記事です。バランスファンドとインデックスファンドを比べてみました。


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