まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
ネット証券で米国株の最低手数料が引き下げられたので米国株投資へのハードルが下がりました。今まで米国株投資を敬遠してきた層、最低手数料からETFにしか投資できなかった層、が個別銘柄投資を始めるきっかけになると思います。
今や1,800ドル超の株価のAmazonも1997年は2ドル未満の頃がありました。そんなアメリカンドリームも夢見るのも良いですが、ジェレミー・シーゲル氏の提唱するいわゆる高配当銘柄に投資し、配当再投資を行うシーゲル流投資術がタケよん!は好きです。
そこで連続増配で高配当な銘柄にはどのようなものがあるか調べて見ました。
なぜ「連続増配」と言う条件を入れたかは下記の記事を読んでください。
連続増配で高配当と言う都合のいい銘柄の探し方
連続増配で高配当!という都合のいい銘柄を探してみました。サーチする条件は以下のとおりです。
連続増配の条件①
- 10年以上連続して増配の実績を持つ米国株
- ただし増配の可能性が低い銘柄は除外
- ただしREITは除外
一言で言うと、バンガード・米国増配株式ETF(VIG)構成銘柄です。
連続増配の条件②
- S&Pコンポジット1,500指数構成銘柄
- 過去20年以上増配を続けている高配当銘柄
一言で言うと、SPDR S&P 米国高配当株式 ETF(SDY)構成銘柄です。
高配当銘柄の条件③
- 米国大型株のうち予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄
- ただしREITは除外
一言で言うと、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)構成銘柄です。
高配当銘柄の条件④
- 財務状態が健全な米国の有名、優良企業
- 配当水準が比較的高位であること
一言で言うと、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)採用銘柄です。
高配当銘柄の条件⑤
- S&P500採用銘柄のうち高配当利回り上位80銘柄
一言で言うと、SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式 ETF(SPYD)採用銘柄です。
連続増配で高配当かつ増配余地のある銘柄30選
上記条件の連続増配の条件①または②に当てはまり、かつ高配当の条件③~⑤の条件にも当てはまる銘柄を抽出してみました。
更に楽天証券で取引可能な銘柄かつ増配余地を考慮して配当性向が75%以下の銘柄で抽出した銘柄のうち上位30銘柄を配当利回りの降順に並べたものです。
コード | ETFs | 配当性向 | 配当利回り |
T | SPY/SPYD/VYM | 73% | 5.85% |
PBCT | SPY/SPYD/VYM | 55% | 4.55% |
XOM | SPY/SPYD/VYM/HDV | 67% | 4.50% |
IBM | SPY/SPYD/VYM | 53% | 4.22% |
LEG | SPY/SPYD/VYM | 66% | 3.90% |
UBSI | SPY/VYM | 55% | 3.77% |
NUS | VIG/VYM | 66% | 3.73% |
CVX | SPY/SPYD/VYM/HDV | 57% | 3.71% |
ORI | SPY/VYM/HDV | 62% | 3.46% |
NFG | SPY/VYM/HDV | 50% | 3.42% |
ADM | SPY/VYM | 43% | 3.34% |
ED | SPY/VYM | 65% | 3.32% |
MSM | VIG/VYM/HDV | 43% | 3.26% |
MMM | SPY/VIG/VYM/HDV | 58% | 3.19% |
EMR | SPY/VYM/HDV | 61% | 3.15% |
TGT | SPY/VYM | 46% | 3.09% |
GPC | SPY/VIG/VYM/HDV | 51% | 3.08% |
WBA | SPY/VIG/VYM | 32% | 2.98% |
SJM | SPY/VYM | 74% | 2.97% |
MDU | SPY/VYM/HDV | 59% | 2.93% |
EV | SPY/VYM/HDV | 35% | 2.93% |
CFR | SPY/VIG/VYM | 37% | 2.90% |
NUE | SPY/VIG/VYM | 20% | 2.89% |
BEN | SPY/VIG/VYM/HDV | 28% | 2.83% |
PEP | SPY/VYM/HDV | 41% | 2.81% |
SR | VIG/VYM | 72% | 2.76% |
EVRG | VIG/VYM | 66% | 2.73% |
SON | SPY/VIG/VYM | 51% | 2.73% |
JNJ | SPY/VIG/VYM/HDV | 62% | 2.70% |
LNT | VIG/VYM/HDV | 62% | 2.67% |
Tの5.8%は驚異の配当利回りです。でもまだもう少し増配余地はありそうですね。配当利回りが3~4%台のものも多くあり、配当性向もまだ40~60%台と無理な配当を行っていないことも分かります。
何も考えずに上記の銘柄を少量保有するのはアリ
株式投資ならビジネスモデルに問題がない事やキャッシュフローなどを見る必要があります。でも連続増配株の場合、企業活動のビジネスモデルにそこまで精通してても既にふるいにかけられた状態で変な企業に投資してしまう可能性は低いと言えます。
なぜなら連続増配が出来ると言うことは配当の原資となる利益を出し続けられているという事が言えるからです。その時点で銘柄選びとしても成功していると言っても過言では無いでしょう。
更にこれだけ複数ETFに採用される銘柄であれば皆さんがお持ちのETFや投信にも多少は含まれているハズです。あとはポートフォリオに影響を与えない範囲で少量ずつ持つのはアリだと思います。
ブログ後記
調べて記事にしたのは高配当個別銘柄投資を始めようか悩んでいたからです。始めるからには配当が高めの企業が良いと思っています。いずれ報告する時がくるかも知れませんね。