【BSV】バンガード・米国短期債券ETFで手堅く債券に投資する?

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

株式よりも安全性の高い投資商品と言えば債券ですね。

債券の中でも投資適格債券に投資する商品もあれば投資非適格債券に投資する商品がありますよね。

もちろん安全性が高いのは前者となります。更に細かく分類すると債券の残存期間(満期までの期間)が短いものに投資する方が更に安全性が高くなります

ただ、安全性が高くなればなるほど、それと引き換えにリターンが望めなくなります

今回は投資適格債券の中でも残存期間が5年以内と言う短期債券に投資するETFについて調べて見ました。投資適格の短期債券ということは債券の中でも最も安全性の高いジャンルに分類される金融商品ですね。

本記事の結論・まとめ

  • BSVは国債を中心とした米国の安全な短期債券に投資するETF
  • 値動きは非常に安定し低ボラティリティなチャート
  • 配当支払いも非常に安定しているため自分年金作りに適している
  • ただし、配当利回りは1.86%と、貰える額も少ない

バンガード・米国短期債券ETF(BSV)とは

投資対象が米国の投資適格債券かつ残存期間が5年以内の債券に投資するETFです。米国株式市場に上場しているため購入のハードルが低く、かつ換金性に優れています。

BSV基本データ
投資対象残存期間が1~5年の米国債、政府機関債、投資適格社債
対象インデックスブルームバーグ・ バークレイズ米国政府/
クレジット浮動調整(1-5年) インデックス
配当利回り1.86%
経費率0.07%
配当月毎月
構成銘柄数2,528
設定日2007/4/3

経費率もバンガードのETFらしく0.07%と格安です。

配当利回りは1.86%と控えめです。米国債券の3年国債利回りが2%台後半で推移していることを加味するとあまり旨みが少なく見えます。

BSVの格付別構成比率

ETFの6割以上が米国国債で構成されています。また全てBaa以上の格付けのもので運用されています。

格付け構成比
米国政府64.6%
Aaa5.7%
Aa4.7%
A12.8%
Baa12.2%
Baa未満0.0%

BSVの発行体別構成比率

格付け別構成比率でも示されていたように6割強はアメリカ国債なので発行体は米国財務省/政府機関となります。

米国債以外では工業セクターや金融セクター企業が発行した社債で運用されています。

種別
構成比
米国財務省/政府機関64.5%
工業14.9%
金融11.6%
米国外の発行体7.7%
公共事業1.2%
その他0.1%
アセットバック証券0.0%
コマーシャル・モーゲージ担保証券(CMBS)0.0%
政府モーゲージ担保証券0.0%

BSVの株価・チャート

バンガード・米国短期債券ETF(BSV)と米国株式市場全体に投資するVTIとを比較しています。

米国の債券VS株式のような比較ですね。投資対象が大きく異なるのでチャートの特徴も差が出ています。

BSV株価チャート(直近1年間)

直近1年間のチャート比較です。VTIはギザギザで波がある状態ですが右肩上がりのチャートである反面、BSVは横ばい(若干下落)のチャートになっています。

ETFreplay.comより

ここ1年は米国債券の利回りが上昇基調であるため株価(債券価格)は下落しています。と言っても1%程度のマイナスリターンです。

BSV株価チャート(直近3年間)

3年間のチャートです。先ほど同様、右肩上がりのVTIと横ばいのBSVと言う形です。

株式が大きく成長しているのに対し、BSVはほぼ横ばいです。

ETFreplay.comより

トータルリターンも3年間でBSVは+2.3%と控えめな数字です。

BSV株価チャート(設定来)

比較対象のBSVが設定された2007年からのチャートです。

特筆すべきはリーマンショック時にもBSVは値崩れせず、抜群の安定感を見せています。

一方で株式ETFであるVTIは大きく落ち込んでいます。

ETFreplay.comより

BSVへ投資するメリットはこの安定感ありますね。大きなリターンこそ望めませんが、不況に陥った時も資産価値の下落を食い止めてくれる存在となります。

トータルリターンは11年で33.6%です。これを良いと見るかは人それぞれな気がします。

株式の159%と言うリターンと比較すれば寂しく見えますし、落ち込みの無いチャートを見てこの安定感で33.6%の成長を素晴らしいと取るかですね。

分配・配当の推移

配当額はリーマンショック後のFF金利の下落と共に配当額は減少し、2014年を底を打ちました。

最近は緩やかな上昇基調で、年間1ドルちょっとの配当を得ることができます。

また、BSVは毎月配当で配当額もバラつきが無く、安定している事から自分年金づくりのような安定した配当を受け取りたい方に向くETFです。

ただ、利回りは低く、1.86%しかないので一株当たりの配当金の額は少ないです。

ブログ後記

アメリカ債券の中でも最も安全な投資適格かつ短期債券の予想以上の安定感に驚かされました。

一方でリターンにはあまり魅力を感じず、投資資金の一時置き場として使うのが良いかなと思っています。

米国株式ETFなどを買い増ししたいのですが、どうも今の株価が割高に見えてしまうんですね。

ですのでドル転した資金の仮置き場として使えないかと考えています。

ネックとなるのは米国株式を買うときの手数料ですね。往復で1%近くかかります。


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