まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
人口ボーナス国インドへ投資したい!だけどインド株なんて何を買えばいいの?そもそもどこで買えばいいの?手数料高いんじゃないの?そんな疑問解決します。
答えは米国株式市場に上場しているインド株を投資対象としたETFであるウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)を買えばOKです。
本記事の結論・まとめ
- EPIで人口ボーナス国インドに投資可能
- 上位4銘柄でファンド資産の3割を占めている点に注意
- 配当は少ないけど安定して支払われている
ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)とは
米国株式市場に上場するETFですので1兆ドル企業になったアップルやPER390倍のアマゾンや人気のETFであるVTIと同じ要領、手数料で購入することができます。
EPI基本データ | |
投資対象 | インドの株式市場に上場 する高利益企業 |
対象 インデックス |
WisdomTree インド・ アーニングス・ インデックス |
経費率 | 0.84% |
設定日 | 2008.2.22 |
構成銘柄
ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)は307銘柄で構成されています。構成銘柄の組み入れ比率トップ10は次のとおりです。
銘柄 | 構成比率 | 配当利回 |
Reliance Industries | 11.34% | 0.5% |
Infosys | 9.41% | 2.4% |
Housing Development Finance | 6.42% | 1.0% |
Tata Consultancy Services | 5.06% | 2.0% |
ICICI Bank | 2.89% | 0.5% |
Oil & Natural Gas | 2.27% | 3.6% |
Sun Pharmaceutical Industries | 1.91% | 0.6% |
HCL Technologies | 1.86% | 0.8% |
Maruti Suzuki India | 1.68% | 0.9% |
Axis Bank | 1.60% | – |
構成銘柄数は307と多いですが、構成比率1位のReliance Industriesだけで11%もあります。
リライアンス・インダストリーズとはムンバイに本社を置く、石油化学を中心に、石油・ガス開発、小売、インフラ、バイオテクノロジーなどの事業を手がけるインド最大の複合企業です。
構成比率上位10銘柄だけでは全体の44%を占めています。構成比率上位4社で全体の3割を占めているため銘柄数ほど分散効果はありません。
業種セクター別構成比率
金融と情報技術が上位を占めている点で先進国トップのアメリカに似ていますね。
セクター | 構成比 |
金融 | 23.01% |
情報技術 | 18.89% |
エネルギー | 18.47% |
一般消費財・サービス | 9.47% |
素材 | 7.96% |
資本財・サービス | 5.56% |
ヘルスケア | 5.47% |
公益事業 | 5.10% |
生活必需品 | 4.26% |
電気通信サービス | 1.37% |
日本のIT会社には中国企業によるオフショア開発が一時期盛んでした。これは漢字と言う独特の言語を扱う点で馴染みやすくハードルが低かったからですね。
しかし世界に目を向けると言語は英語がメインになります。インドは英語が準公用語という事もあり世界のIT社会に馴染むことができたわけです。
そういった背景もあり、情報技術セクターが反映しています。
株価・チャート
ウィズダムツリーインド株収益ファンド(EPI)と新興国全体を投資対象としたVWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)を比較しています。
VWOには中国株式が3割以上組み込まれており、インド株式も約12%程含んでいます。なお使用しているチャートは配当込みのトータルリターンです。
EPI株価チャート(直近1年間)
トータルリターンでは最終的にはEPIのほうが0.3%勝っていますが、年初のピーク時はVWOがEPIを5%程上回っている時期もありました。
Google Financeより
EPI株価チャート(直近3年間)
相関関係のあるチャートになっています。VWOが中国の株価動向を反映した形になっています。
トータルリターンは3年で24.8%と良い数字です。
Google Financeより
EPI株価チャート(設定来)
EPIが設定された2008年からのチャートです。直後の2009年にリーマンショックに見舞われていますが回復は2011年ごろと早いです。
しかしその後の株価があまり冴えていませんでした。10年間のトータルリターンは17%とイマイチですね。対してボラティリティが30%を超えており、リスクに見合うリターンを得られていません。
Google Financeより
分配・配当の推移
新興国投資のため配当を重視するETFではありません。
配当利回りは1.13%程度です。配当金の額は毎年1株当たり0.2~0.25ドルの間で安定して推移しています。
関連記事です。配当成長といえばバンガードの10連続増配に的を絞ったVIGですね。
VIG(バンガード米国増配株式ETF)もおススメETFです!
高配当な株だけを集めたETFにはVYMとHDVがあります。
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