DGRW(ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長ファンド)は米国市場において配当支払いを行う成長性がある企業に投資することを目的としたETFです。
配当かつ成長性を重視しているので長期投資向きのETFと言えますね。毎月分配なので配当収入で自分年金や収入の第二第三の柱を作りたい人向けのETFと言えます。
DGRWの特徴
DGRWはウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長インデックスへの連動を目指すETFです。
経費率は0.28%と他の低経費率のETFと比べると少し割高ですね。
構成銘柄
DGRWは284銘柄で構成されています。構成銘柄の組み入れ比率トップ10は次のとおりです。
構成比率上位10銘柄だけでは全体の34%を占めています。程よい分散効果が得られます。多すぎず少なすぎずちょうどよい銘柄数ですね。
業種セクター別構成比率
構成銘柄を業種セクター別で見てみました。情報技術が多くトップですが、S&P500の組み入れ比率と比較してもあまり大差はありません。
セクター | 構成比 |
情報技術 | 21.10% |
資本財・サービス | 18.64% |
ヘルスケア | 16.97% |
一般消費財・サービス | 12.00% |
生活必需品 | 11.24% |
金融 | 9.54% |
エネルギー | 6.38% |
素材 | 3.02% |
不動産 | 0.67% |
公益事業 | 0.45% |
情報技術、資本財・サービス、ヘルスケアで過半数を占めています。
株価・チャート
トータルリターンではDGRWの方が優れる良い結果になりました。
ここ1年のチャートです。一時的にVTを上回っていましたが同じ結果ですね。最終的なトータルリターンでは0.5%ほど、DGRWの方が優秀でした。
Google Financeより
3年チャートです。ほぼ同じなのですが、やはりこちらでもDGRWの方が4%程ほど優秀な結果となりました。
Google Financeより
DGRWが設定された2013年からのチャートです。ほぼVTと同じ形のチャートですね。トータルリターンも5年間で2%程度しか変わりません。
Google Financeより
分配・配当の推移
毎月分配なのが良いですね。1株あたりでは0.1ドルを超えることはあまりありません。
配当利回りは1.87%程度と高配当なETFではありません。
支配日 | 配当 |
2018/7/27 | $0.0850 |
2018/6/28 | $0.1150 |
2018/5/25 | $0.0400 |
2018/4/27 | $0.0200 |
2018/3/23 | $0.1414 |
2018/2/23 | $0.0400 |
2018/1/26 | $0.0150 |
2017/12/29 | $0.1323 |
2017/11/27 | $0.0200 |
2017/10/27 | $0.0450 |
2017/9/29 | $0.1000 |
2017/8/25 | $0.0500 |
2017/7/28 | $0.0500 |
2017/6/30 | $0.0850 |
2017/5/26 | $0.0400 |
2017/4/28 | $0.0350 |
2017/3/31 | $0.1050 |
2017/2/24 | $0.0350 |
2017/1/27 | $0.0200 |
2016/12/30 | $0.1047 |
2016/11/28 | $0.0500 |
2016/10/28 | $0.0350 |
2016/9/30 | $0.0950 |
2016/8/26 | $0.0450 |
2016/7/29 | $0.0700 |
こうしてグラフで見ると多い月とそうでない月があります。3,6,9,12月は分配金が多いですね。投資対象銘柄の決算月の関係だと思われます。
まとめ
- DGRWは配当成長が望める銘柄に分散投資
- VTIと同等のパフォーマンス
- 毎月分配だけど3,6,9,12月は配当が多めです
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