誰も知るAmazonですが、株価はうなぎ登りで1株2000ドルに達しようかと言う勢いです。
チャートを見るとまだまだ上がりそうにも見えるし、上がりすぎで怖いようにも見えます。
PERは脅威の390倍
成長企業にとって高PERは期待の表れです。まだまだ成長すると世間が考えているため、高PERになります。
Amazonの2017.12期の決算情報を元に今の株価からPERを計算すると390倍です。
アメリカ株式市場平均の実績PERが22.4倍であることを考えるといかに高いかという事が分かります。
単純計算でAmazonの利益が2017.12月期の17.4倍まで成長すると考えるならば妥当な数字(390÷22.4=17.4)です。
それ以上成長すると予想するなら今の株価は割安、そこまで成長しないと予想するなら割高と言えます。
2017.12期の17倍の利益とは
Amazonの2017.12期の利益額は3,033百万ドルでした。米国株式市場の平均PERまで成長するためには、2017.12期の17.4倍利益となる52,774百万ドルが必要です。
52,774百万ドルの利益がどの程度のものか見ていきましょう。
銘柄 | 当期利益(百万ドル) |
Apple | 48,351 |
Berkshire Hathaway | 44,940 |
Verizon Communications | 30,101 |
AT&T | 29,450 |
JPMorgan Chase | 24,441 |
Amazon.com | 3,033 |
Amazonは米国を代表する大企業ですが、当期利益の額ではランキングトップ10圏外です。
実績PERと市場平均PERから予測するAmazonの利益は52,774百万ドルですので現在トップのAppleを抑えて1位になると実現できる数字です。
そこまでの成長をAmazonなら達成する!と見るかさすがに17.4倍は…と見るか次第ですね。参考までにGoogleはPER30倍、AppleのPERは16倍です。
Amazonの売上・利益の推移
Amazonの売上、利益の推移を見ていきます。2018.12期はコンセンサス予想です。
2013.12期の274百万ドルから4年後の2017.12期にかけて3,033百万ドルまで11倍の成長を遂げています。
Amazonと言えばネットショッピングのイメージが強いですが、AWSと言うクラウドサービスも展開しており、間もなく利益額でネットショップ事業を抜くと思われます。
AWS事業は高成長率かつ利益率も20%以上と優秀です。
IT企業に身を置くタケよん!ですが、数年前まではクラウドでAWSを利用している例はあまり聞ききませんでした。
ただ、最近ではものすごく身近にAWS利用が広がっていることを肌で感じています。
更にAWSの企業利用が浸透すれば更に利益が伸びることが予測されます。
まとめ
- Amazonは390倍のPERで成長が期待されまくっている
- 現在の当期利益は3,033百万ドルでAPPLの16分の1の規模
- 将来的に利益が今の17倍程度まで成長すると思うなら買い
- クラウド(AWS)事業は高利益率・高成長率
関連記事です。Amazonは小売業セクターですが、高成長なのはAWSのような情報技術セクターですね。情報技術セクターへはVGTと言うETFで投資が可能です。
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