アメリカ株投資をする上で配当金などのインカムゲインに重要視する場合にポートフォリオの有力候補になるのがこのVIG(バンガード米国増配株式ETF)です。
VIGはVIGは連続増配にフォーカスしたETFです!なので長期保有時には右肩上がりに配当金が増えていく性質を持っています。
一方で高配当にフォーカスしたETFが昨日の記事の「VYM(バンガード米国高配当株ETF)はおススメだ!」です。
特徴
VIGはNASDAQ US ディビデンド・ アチーバーズ・ セレクト・ インデックスと言う指数への連動を目指すETFです。
大型株かつ、10年以上増配実績のある銘柄で構成されています。
経費率もVYM同様の0.08%と安いです。
構成銘柄
構成銘柄の組み入れ比率トップ10と個別銘柄ごとの配当利回りを調べてみました。
銘柄(ティッカー) | 比率 | 配当 利回り |
マイクロソフト(MSFT) | 5.16% | 1.81% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 3.74% | 2.57% |
3M(MMM) | 3.56% | 2.48% |
ペプシコ(PEP) | 3.50% | 2.91% |
メドトロニック(MDT) | 2.78% | 2.30% |
ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX) | 2.75% | 2.22% |
テキサス・インスツルメンツ(TXN) | 2.74% | 2.42% |
アクセンチュア(ACN) | 2.69% | 1.75% |
ユニオン・パシフィック(UNP) | 2.68% | 2.19% |
アボットラボラトリーズ(ABT) | 2.64% | 1.87% |
構成比率トップはVYM同様マイクロソフトでした。超高配当銘柄はないものの全体的に配当高めの銘柄が揃っています。この配当で毎年増配してくれるならインカムゲイン狙いにはありがたいですね。
成熟企業が比較的多めの構成で、全178銘柄で構成されています。なお、セクター別の構成比率は資本財が33.3%で一番多く、通信、石油・ガスはほぼゼロです。
株価・チャート
成熟企業多めの構成ですが、値上がり益(キャピタルゲイン)もそこそこ狙えるETFです。最近は2018年2~3月の調整相場で少し値を下げています。
Google Financeより
パフォーマンス実績としては設定来の11年間で8.53%、直近5年間はリーマンショックを含まないため13.73%の好成績です。
配当・増配率
直近10年間の配当金、増配率の推移です。配当金は右肩上がりに堅調に推移しています。
過去10年では2010年、2014年と2回だけ減配(それもほんの少しだけですが)していますが増配率は大体毎年10~20%です。
まとめ
- VIGは安定志向のETF
- 増配銘柄にフォーカスしているのでほぼ減配しない
- 意外と?キャピタルゲインも狙える
- 安定したインカムゲインを望む人におススメ
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