まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざしつづけるファンドシリーズ」のキャッチフレーズでお馴染みのeMAXIS Slimシリーズの純資産額の推移を見て見ました。
あまりに純資産額が低いと投資信託の繰上償還であったりインデックスとの乖離リスク出てきたりするので注意が必要です。
が、eMAXIS Slimシリーズにそのような問題のある投資信託はありません。理由については後述していきます。
eMAXIS Slimシリーズの純資産額
各ファンドの2018/12/7時点の純資産額です。
一番規模が大きいのは先進国株式インデックスですね。これは運用開始もシリーズ最古で(と言っても2017年2月と新しいですが)資産額を積み上げる期間が長かった背景もあります。
続くのは8資産均等型のバランスファンドです。2017年5月開始のファンドが2位に入っていますね。
この投信はバランスよくかつ超低コストなのでランキングが高位置なのも納得です。
ファンド名 | 純資産額 |
先進国株式インデックス | 269億 |
バランス(8資産均等型) | 186億 |
新興国株式インデックス | 107億 |
米国株式(S&P500) | 81億 |
国内株式(TOPIX) | 57億 |
全世界株式(除く日本) | 31億 |
先進国債券インデックス | 28億 |
国内債券インデックス | 21億 |
国内株式(日経平均) | 13億 |
全世界株式(3地域均等型) | 7億 |
全世界株式(オール・カントリー) | 4億 |
eMAXIS Slimシリーズの純資産額の推移
下図はeMAXIS Slimシリーズの純資産額の推移です。
米国株式を多く含む先進国株式インデックスや、米国株式(S&P500)の伸びが良いことが分かります。
特に今年に入ってから一気に伸びています。株価は今年は乱高下して不安定な相場でしたが。
全世界株式(オールカントリー)が純資産4億でも全く問題ない理由
全世界株式(オールカントリー)は現時点で純資産額が4億と少ないです。
ですが、全く問題ありませんと言える理由が2つあります。
設定されてから日が浅いだけで運用額は順調に増加している
純資産額の最下位は全世界株式(オールカントリ)でした。
純資産残高は4.3億程度しかありません。しかし2018年10月末開始と運用期間が1か月ちょっと(27営業日)しかないので仕方がありません。
現在トップの先進国株式も運用開始後同期間(27営業日目)では3億しかなかったのでペースとしては問題ありません。
つまり順調に純資産額が積みあがっているので問題なし!と言えます。
マザーファンドの規模は大きい
全世界株式(オールカントリー)自体の資産額は4億円そこそこですが、投資家から集めた資金はマザーファンドを通じて運用しています。
下図は全世界株式(オールカントリー)のファンドの仕組みです。
外国株式インデックスマザーファンド、新興国株式インデックスマザーファンド、日本株式インデックスマザーファンドの3つのマザーファンドを通じて運用しています。
三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)ポートフォリオ構築のお知らせ」より引用
その3つのマザーファンドの規模まで公開されています。
一番運用額の大きいマザーファンドは外国株式インデックスマザーファンドで3,000億円以上の規模です。
三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)ポートフォリオ構築のお知らせ」より引用
懸念を上げるとすれば日本株式インデックスマザーファンドの運用額です。3億円と他のマザーファンドより小さいですが、現物株式でしっかりと運用できていることから問題も無いと言えます。
ブログ後記
低コストでリテラシーのある個人投資家に人気のeMAXIS Slimシリーズですが、人気が運用額の増加と言う形でしっかりと数字に表れていることが確認できてよかったです。
今後も安心して投信積み立てでeMAXIS Slimシリーズを活用したいと思えました。
ほなまた。
関連記事です。eMAXIS Slimシリーズ活用中ですがタケよん!のポートフォリオは楽天バンガードシリーズを多用しています。
Fund of the Year 2018ではeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)に2ポイント投票しています。