【VGSH】バンガード・米国短期国債ETFは慎重派に必須なETF?

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

2018年に入って2回ほど世界同時株安に見舞われています。1日でNYダウが1,000ドル下がるのを見ると株式は価格変動幅が大きいから資産を投入するのに躊躇します。

となると株式よりもリスクが低い債券への投資も織り交ぜるべきですよね。

債券でもとりわけリスクが低いのが短期国債です。

そこで今回は短期国債に投資するETFであるVGSHについて調べて見ました。

本記事の結論・まとめ

  • VGSHは債券の中でもリスクもリターンも低くなる短期国債を中心に運用するETF
  • 他の債券と比較をしても価格変動リスクは極めて低い
  • それと引き換えにリターンも低い
  • 配当額は米国金利動向に敏感に反応する

VGSHの特徴

バンガード社が運営するETFです。特徴は残存期間が1~3年と言う満期までの期間が短い国債で運用をしています。

米国債券の中でも最も低リスクに分類される短期国債での運用となるため、その分配当利回りは1.71%と低いです。

VGSH基本データ
投資対象米国債、政府機関債、および米国政府が保証
する社債や米国外の発行体による米ドル建て
債券のうち、残存期間が1~3年のもの。
対象
インデックス
ブルームバーグ・バークレイズ米国政府債
浮動調整(1-3年)インデックス
配当利回り1.71%
経費率0.07%
配当月毎月
構成銘柄数92
設定日2009/11/19

VGSHの発行体別構成比率

あまりいつもの円グラフを書く必要のないくらいシンプルです。99.9%が政府発行の債券です。

純粋な国債の比率は91.6%で、7.9%は連邦住宅貸付銀行発行の住宅ローンなどです。

VGSH格付け別構成比率

政府発行の債券が99.9%を占めています。

米国国債の格付けはムーディーズ社の格付けで最高ランクのAaaです。

ちなみに日本の国債の格付けはA1です。

チャート・トータルリターン

トータルリターン比較では全米債券全体を表すBND(緑)との比較を行います。

BNDと比較することで短期から長期、国債から社債含めた債券全体のリターンとの比較をすることができます。

結果を言うと、短期債券の特徴である低リターン、低ボラティリティという事が一目で分かります。

直近1年間のトータルリターン

直近1年間のトータルリターンはBNDの-2.1%に対し、VGSHは0%です。

金利は上昇基調のため、債券価格が下落し、トータルリターンもマイナス傾向ですが、VGSHはプラマイゼロで着地しています。


ETFreplay.comより

直近3年間のトータルリターン

直近3年間のトータルリターンはBNDの2.9%に対し、VGSHは0.9%です。

特筆すべきはVGSHの低ボラティリティです。価格変動幅はほとんどないと言えるくらい安定しています。

その代償が3年で0.9%と言う低リターンなのですが…


ETFreplay.comより

2009年からのトータルリターン

VGSHの設定来となる2009年からのトータルリターンです。

BNDもVGSHも長期的には右肩上がりのチャートです。

しかしBNDはギザギザなチャートでややボラティリティがあるのに対し、VGSHは滑らかで緩やかな右肩上がりチャートです。


ETFreplay.comより

BNDとVGSHのどちらが良いとかではなく、ポートフォリオ全体のリスク許容度や運用額によって使い分ける形になるかと思います。

BNDで多少はリターンを狙い行くのもアリですし、VGSHで手堅く安全マージンを確保するのも良いと思います。

VGSHの配当・増配率

配当額は増加傾向です。短期債券ですので米国の金利上昇の流れを繁栄するのが早いです。

VGSHの最近の配当額

毎月の配当額も最近は0.1ドルに達しています。

このまま今の株価のまま毎月0.1ドル配当が続けば配当利回りは2.01%となります。

米国の金利動向に敏感なので今後、利下げに転じるタイミングで配当も減額となることが予想されます。

ブログ後記

ここ最近ポートフォリオ全体の安全性を高めるために債券投資ができるETFを比較しています。

特に株式と組み合わせることでポートフォリオ全体のボラティリティを抑えつつ、安定した配当の受け取りを実現できそうです。

債権を取り入れるにしてもデュレーション機関や発行元の違いによってリスク・リターンも大きく変わってくるので目的によってうまく使い分けたいですね。

ほな、また。


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