【VGSH,VGIT,VGLT】米国国債ETF比較!デュレーションの違いの影響は?

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

現在、米国株ポートフォリオは個別株こそ持っていないものの株式100%です。PFFは債券っぽいとは言われますが、優先株式ETFです。

そんなポートフォリオも債券を取り入れた方がいいのか迷っています。

そこで同じ米国国債であっても、短期国債ETFのVGSH,中期国債ETFのVGIT,長期国債ETFのVGLTを比較してデュレーションの違いによって利回りやトータルリターン、リスクへがどの程度変わってくるかを調べて見ました。

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そもそもデュレーションとは何か

デュレーションを解説しておくと、債券の場合は満期までの期間の平均と覚えておくと良いです。

債券ETFの場合、運用する債券の満期までの期間の加重平均となります。

例えば残存期間が10年と5年の国債をそれぞれ1万ドル、4万ドル持っていたとすればデュレーション期間は6年となります。
※計算式:(10年*1万ドル+5年*4万ドル)/(1万ドル+4万ドル)=6年

VGSH,VGIT,VGLTの特徴を比較

VGSH,VGIT,VGLTの投資対象と対象インデックスは?

各ETFの違いはデュレーションの違いです。それぞれ1-3年、3-10年、10年超と満期までの期間よって分けられています。

もちろん、債券の性質としては残存期間が長いほどリスクとリターンが高くなります。

ETF 投資対象 対象インデックス
VGSH(短期) 残存期間が
1~3年の米国債
ブルームバーグ・バークレイズ
米国政府債浮動調整(1-3年)
インデックス
VGIT(中期) 残存期間が
3~10年の米国債
ブルームバーグ・バークレイズ
米国政府債浮動調整(3-10年)
インデックス
VGLT(長期) 残存期間が
10年超の米国債
ブルームバーグ・バークレイズ
米国政府債浮動調整(10年超)
インデックス

VGSH,VGIT,VGLTの配当利回りは?

配当利回りはデュレーション期間の長さに応じて高くなっていき、短期の場合は1%台ですが、長期になると3%台まで向上します。

ETF 配当利回り
VGSH(短期) 1.71%
VGIT(中期) 2.14%
VGLT(長期) 3.09%

VGSH,VGIT,VGLTの経費率は?

経費率は一律0.07%です。各ETFで差はありません。

債券ETFの場合、株式程のリターンは期待できないため、経費率の低さは投資する上で重要になってきます。

とりわけVGSHは配当利回りに対する経費率の割合が高くなってしまう点は注意が必要です。

その意味ではVGLTは利回りに対する経費率の割合は低めなので、相対的にはVGLTに軍配が上がると言えます。

ETF 経費率
VGSH(短期) 0.07%
VGIT(中期)
VGLT(長期)

VGSH,VGIT,VGLTの構成銘柄数は?

構成銘柄数によって分散度合いが図れます。ただ、ほぼ米国債券での運用なのであまり分散度合いに神経質になる必要はありません。

ETF 構成銘柄数
VGSH(短期) 92
VGIT(中期) 115
VGLT(長期) 51

VGSH,VGIT,VGLTのトータルリターンを比較

デュレーション期間異なる米国国債ETFによってトータルリターンがどの程度変わってくるかを調べて見ました。

やはりデュレーション期間が長いほど、リスクもリターンも大きくなりますが、VGLTはリターンの伸び以上にリスクが大きいように思います。

VGSH,VGIT,VGLTの直近1年間のトータルリターン

ここ1年間は米国の金利上昇のせいで、どのETFもトータルリターンはマイナスです。

マイナス幅がデュレーション期間によって0%~6%までと異なります。

ボラティリティにも差が出ています。VGSHは1%未満なのに対し、VGLTは9.2%もあります。

VGSH,VGIT,VGLTの直近3年間のトータルリターン

過去3年のリターンではVGSHのみ唯一のプラスリターンです。

と言っても0.9%だけですが。

ボラティリティもチャートを見れば一目瞭然ですが、デュレーション期間の長いVGLTが一番激しいチャートとなっています。

VGSH,VGIT,VGLTの設定来からのトータルリターン

最後に設定来となる2009年からのチャートです。

どのETFも右肩上がりでリターンも6.4%~59.3%までとなっています。

気になるのはVGSHとVGLTを比較した時にリターンは約9.3倍に対し、ボラティリティは12倍の値です。

つまりVGLTはリターンに対する値幅リスクが大きいと思っておいた方がよさそうです。


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