【EIDO】インドネシアに投資ができるETFの紹介!注意点あり!

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

先日「2050年の世界経済を見据えた投資先選び」と言う記事で書きましたが、インドネシアはGDPの伸び率が2016年比でインドに次ぐ2位だと紹介しました。

これは長期投資するに値するデータですね。と言うことでインドネシアに手軽に?投資ができる米国株式市場に上場するETFの紹介です。

インドネシア株式に手軽に投資できるのは良いのですが、調べて見ると少し癖のあるETFと分かったので注意点も併せて紹介します

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本記事の結論・まとめ

  • EIDOで2050年にかけてGDPが大きく成長する見込みのあるインドネシアに投資ができる
  • 特定の銀行銘柄のに資産が集中している点に注意
  • 配当は12月に集中

iシェアーズMSCIインドネシアETF(EIDO)とは

米国株式市場に上場するETFなので購入のハードルは米国株式と同じです。つまり低いハードルです。

iシェアーズシリーズは世界最大の資産運用会社であるブラックロック社が運営するETFです。

DGRE基本データ
投資対象 新興国市場にて配当支払いを
行う成長性のある企業
対象インデックス MSCI インドネシア・インベスタブル・
マーケット・インデックス
経費率 0.62%
設定日 2010/5/5

構成銘柄

iシェアーズMSCIインドネシアETF(EIDO)は83銘柄で構成されています。構成銘柄の組み入れ比率トップ10は次のとおりです。

ティッカー 銘柄 業種 構成比率 配当利回
BBCA BANK CENTRAL ASIA 金融 13.49% 1.1%
BBRI BANK RAKYAT INDONESIA (PERSERO) OR 金融 10.22% 3.4%
TLKM TELEKOMUNIKASI INDONESIA 電気通信 9.96% 5.0%
ASII ASTRA INTERNATIONAL 一般消費財・サービス 8.43% 3.2%
BMRI BANK MANDIRI (PERSERO) 金融 7.58% 3.0%
UNVR UNILEVER INDONESIA 生活必需品 3.81% 2.2%
UNTR UNITED TRACTORS エネルギー 3.40% 2.6%
BBNI BANK NEGARA INDONESIA 金融 3.24% 3.5%
INKP INDAH KIAT PULP & PAPER 素材 2.97% 0.6%
GGRM GUDANG GARAM 生活必需品 2.11% 3.5%

構成比率1位のBANK CENTRAL ASIAだけで約13.5%を占めています。バンク・セントラル・アジアはインドネシアで民間最大手の銀行です。

同2位もバンク・ラヤット・インドネシアは国有の銀行です。バンク・ラヤット・インドネシアインドネシア内で2番目に大きい銀行です。

なお、構成比率5位のマンディリ銀行はインドネシア国有の銀行でインドネシア最大の銀行です。

このように構成比率上位10銘柄のうち銀行銘柄が4銘柄を占めており、銀行4銘柄だけで34.5%を占めています。

金融(銀行)セクターの特定の4銘柄に依存したETFであることが分かります。投資する場合、このあたりを理解した上で投資をする必要があります。

業種セクター別構成比率

先ほどの構成銘柄上位10銘柄からも分かるように金融セクター(銀行銘柄)の比率が多いことが分かります。

セクター 構成比
金融 35.76%
生活必需品 14.69%
一般消費財・サービス 12.20%
電気通信 12.16%
エネルギー 7.89%
素材 6.87%
不動産 4.05%
資本財・サービス 3.11%
ヘルスケア 1.76%
公益事業 1.30%
キャッシュ等 0.22%

金融以外では生活必需品や消費財、電気、エネルギーと続き、ディフェンシブセクターが続くことから安定と高配当が望めそうです。

金融業への偏りがデメリットである反面、ディフェンシブセクターが多く、安定が期待できるメリットも兼ね備えています。

ただ、特にリーマンショックのような金融ショックの際は大きな影響を受けると予想されます。

株価・チャート

iシェアーズMSCIインドネシアETF(EIDO)と新興国全体を投資対象としたVWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)を比較しています。

VWOにはインドネシア株式を2.4%含んでいます。多いのは中国(32.6%)、台湾(14.4%)、インド(11.8%)です。なお使用しているチャートは配当込みのトータルリターンです。

全体的にインドネシア市況は振るわず、VWOに劣後する成績となっています。

EIDO株価チャート(直近1年間)

直近1年のチャートではVWOは僅かながらプラスで終えているの対し、インドネシアは-12.8%と1割以上も価値が落ちています。

ETFreplay.comより

EIDO株価チャート(直近3年間)

3年間のチャートですとVWOもEIDOもプラスです。EIDOは直近1年成績が振るわないので3年間トータルでもVWOよりも劣っています。


E
TFreplay.comより

EIDO株価チャート(設定来)

EIDOが設定された2010年からのチャートです。リーマンショックからの回復期にも関わらず8年間で17.5%のリターンとあまり目立つ成績ではありません。

対してボラティリティが27.5%とリスクに見合うリターンを得られていません。


ETFreplay.comより

分配・配当の推移

新興国投資のため配当を重視するETFではありません。

配当利回りは1.96%程度です。配当金の額は毎年1株当たり0.35ドル程で安定して推移しています。

決算、配当金の支払いは年2回ですが、6月の配当が12月の配当と比べて10倍程度の差があります。ほぼ年1回の配当と思ってよいでしょう。


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