まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
アメリカの株価指数で一番有名なのは?と一般人にアンケートを取ると1位はNYダウ工業平均になるでしょう。ニュースでも日経平均とセットで耳にしますもんね。
ダウ工業平均はアメリカの代表的な上場企業を30社厳選した株価の平均とも言えます。
S&P500と比べて指数への採用銘柄数が少ないのが特徴ですね。
今回はそのNYダウ工業平均に連動するETFを調べて見ました。
本記事の結論・まとめ
- DIAは超有名な米国株価指数のNYダウ工業平均に連動するETF
- 経費率は0.17%とそこまで安くはない…
- S&P500よりも優秀なトータルリターン
DIAの特徴
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が1998年から運用する歴史のあるETFです。
NYダウ連動なので構成銘柄数が30と少ないのが特徴です。
経費率は0.17%です。バンガードのVTIなどの低コストETFを見慣れていると少し高く見えてしまいます。
DIA基本データ | |
投資対象 | ダウジョーンズ工業株価に採用される銘柄 |
対象インデックス | ダウジョーンズ工業株価平均 |
配当利回り | 2.59% |
経費率 | 0.17% |
配当月 | 毎月 |
構成銘柄数 | 30 |
設定日 | 1998/1/14 |
DIAの構成銘柄
DIAの構成銘柄の上位10銘柄です。上位10銘柄で全体の50%以上を占めています。
ティッカー | 銘柄 | 構成比率 |
BA | ボーイング | 9.15% |
UNH | ユ ナイテ ッド ヘ ルス・グ ル ープ | 7.10% |
MMM | 3M | 5.49% |
GS | ゴールドマン・サックス・グループ | 5.46% |
AAPL | アップル | 5.13% |
MCD | マクドナルド | 4.92% |
HD | ホーム・デポ | 4.75% |
JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 3.87% |
V | Visa | 3.80% |
UTX | ユナイテッド・テクノロジーズ | 3.48% |
DIAのセクター別構成比率
セクター別構成比率は資本財・サービスが21.6%とトップです。情報技術、金融と続きます。
資本財・サービスの比率が高い点がS&P500との違いですね。
DIAは各セクターの銘柄が満遍なく組み込まれています。
DIAのチャート・トータルリターン
チャート、トータルリターン比較ではS&P500指数連動ETFである同社のSPYとの比較をしてみました。
直近1年間のトータルリターン
直近1年間のトータルリターンはSPYの7.8%に対し、DIAは10.4%とS&P500よりも3%弱も差をつけています。
ETFreplay.comより
直近3年間のトータルリターン
DIAの直近3年間のトータルリターンです。
こちらでもDIAのほうがS&P500連動のSPYと比較しても優秀です。どちらも素晴らしい数字ですが、DIAは年間平均成長率でSPYよりも3%強優秀です。
ETFreplay.comより
2000年来トータルリターン
2000年来の長期チャートでもDIAが優秀であることが分かります。年間平均成長率で6.7%とSPYよりも1%以上の差をつけています。
ETFreplay.comより
DIAの年間配当額・増配率
株価の成長と連動する形で配当額も年々増えています。
DIAの最近の配当額
毎月配当ですが、配当額にはばらつきがあります。多い月で0.6ドル近くありますが、少ない月は0.2ドル以下になることもあります。
ブログ後記
米国ETFと言えばS&P500が王道かと思っていました。バフェット氏も遺すくらいですからね。
2000年に入ってからダウ工業平均も銘柄の入れ替えが11回あります。成績の悪い銘柄は入れ替えられるので常に米国の超代表的な30社に投資し続けることができますね。
配当も毎月だし面白いETFだと思います。
ほな、また。
関連記事です。今回の比較対象にしたS&P500を連動目標にしたETFはこちらです。