株主優待を年間1055個も取ると生活はどう変わるのか?

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2020年2月から優待クロスを始めたクロス4年生です。
株主優待取得個数も2019年までは年間1桁個でしたが2020年は391個、2021年に825個と増え2022年には4桁超えの1055個の株主優待を取得しました。

※個数は家族分の合算です。

今回は年間1000個以上の株主優待を取ると生活はどのように良くなり、どのように悪くなるのかをご紹介します。

ちなみに我が家の家族スペックは平々凡々なサラリーマン1人(私)、よくできた専業主婦の妻、かわいい小学生の娘の3人家族です。まずはメリット編からどうぞ。

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家計の変化!食費大節約作戦!

まず皆さんが気になるのは経済面、つまり家計への影響かと思います。
一言でいうと流石に1000個以上も株主優待を取ると劇的に変化・改善します。

具体的には外食を含む食費は年間5万円以下になりました。
月間ではなく年間ですので月換算で4,000円前後です。

こちらは我が家の食費(青軸)と外食費(赤軸)の推移です。
2020年7月頃からの優待生活開始を皮切りに1段階目の改善、優待獲得個数の増えた2021年後半から2段階目の改善となっています。

インフレで物の値段が上がる中、我が家の支出は下がる一方です。

もちろん日々の外食は優待の使える店を選んだり優待が使えるドラッグストア、お米券、ギフトカードをフル活用した結果です。
※余った優待をフリマサイトで現金化した売上の活用も含んでいます。

他にもカタログギフトや地域特産品を貰うことが多いので自炊飯も国産黒毛和牛のすき焼きなど、質も豪華になる傾向にあります。
一般的には食費を抑えるためには外食をやめて自炊に切り替えるのがセオリーですが我が家はその真逆です。

外食系の株主優待券が多いので使い切るために土日は1日2回の外食+カフェ休憩くらいのペースで利用しています。
1日3回×2日(土日)×4週で計算すると月間24回程度は外食している計算です。
それでいて月4,000円に収まるので一般の方からすると「バグっている」と言う感覚ではないでしょうか。

なお最も節約できた月は食費5円+外食費218円で済ませた2022年1月です。

家計の変化!日用品費編

食費にフォーカスしましたが同様な理由で「日用品」費も大部分を節約することができます。

同じくドラッグストア優待を活用できますし、ウエルシアの優待でTポイントを選べば毎月20日は1ポイントの価値が1.5円になるので大変お得です。

小津産業の株主優待品も生活費の節約には大貢献しました。一気に届くので部屋が狭くなりますが。

他にもアスクル、ワッツあたりの株主優待も活躍しますね。

家計の変化!レジャー編!

昨年はサムティやリソルの株主優待を使って家族旅行も複数回行くことができました。泊まれるホテルの都合上、近場ばかりです。何なら日帰りできる距離だったりします笑

優待でひらぱーこと大阪府内の遊園地「ひらかたパーク」にも行ってスケートして無事に筋肉痛になったり。

大阪の万博公園で会える「生きているミュージアム ニフレル」に行って擬態している爬虫類を必死に探したり。

そんなことをしています。2022年は全国旅行支援キャンペーンもあってお得に行動できたので京都に6回、大阪に1回旅行に行っています。

今年の目標はウエスコホールディングス(6091)の株主優待で、五感で感じる劇場型アクアリウムこと「アトア」に行くことです(目標に掲げるほど難しい事では無いですが)

他にも外遊びだけではなく家遊び用のNintendo Switchなんかも優待で買っています。

こんな感じで世間一般の方々がお金を払って体験するようなことを我が家では優待でカバーしています。

生活スタイルの変化!優待に束縛される生活

ここまでは経済面でのメリットを中心に書いてきましたが、デメリットもあるので包み隠さずお伝えしたいと思います。

株主優待を始める前は節約志向ではありましたが行きたいところに外食に行き、便利な場所で買い物をする普通の?生活をしていました。

これが優待中心の生活に様変わりします。
外食しようにもカフェで甘いもの食べようにも「株主優待券が使えるお店」が行先候補の必須条件になり、選択の幅が狭まります。

回転寿司もかっぱ寿司ばかりで娘からは「かっぱばっかり飽きた。たまには違う所行きたい。」なんて言われます。それでも優待の都合上、かっぱに行かざるを得ないのです。

せめて近くに徳兵衛があれば。

株主優待の期限が迫っているからと最寄りではないドラッグストアに行かざるを得ないケースも出てきます。

前途の旅行なども優待と全国旅行支援が使えるからと京都の同じホテルばっかり何度も泊まらされました(大阪のリソル系列のホテルは優待使用時は全国旅行支援の割引が使えないため)。

たまには秘境の温泉や民宿とかも泊まってみたいですよね。

いろんな意味で「株主優待に縛られた生活」を送る羽目になります。

ゲームで言う「〇〇を倒してこい、〇〇を集めてこい」を順番に達成する言わば「おつかいゲーム」のような人生を送ることになります。

果たしてこんな株主優待に支配されたような生活を送り続けて一度きりの人生を謳歌したと言えるのでしょうか(自問自答)。

時間の使い道の変化

優待クロスと言う性質上、ほったらかしはできません。

事前調査、争奪戦、銘柄管理、コスト管理、資金管理、現渡、そしてまた次の月へ。とやることがたくさんあります。ミスもつきもので失敗すると優待の額面以上の損失を出したこともあります。

効率化や割り切りをしないといくらでも時間を奪われていきます。

「投資」をしたいのであれば投資信託かETFの自動積み立てを設定して四半世紀くらい放置した方がよっぽど時間を節約できますし、良いリターンも得られると思います。

計算したくもありませんがこの生活を始めてからと言うもの毎月相当な時間を奪われています。

現に私の趣味である海釣りに行く機会がめっきり減ったのは優待生活のせいだと思っています。

他にも繁忙期には1日でこれくらいの封筒が届いたりするので一家団欒の時間が封筒開封の時間に変化したりします。これは現物にしろクロスにしろ優待を取りすぎると時間も取られる現象が発生します。

宛名書き部分は個人情報を気にしてシュレッダーしているのでその処理時間も加わります。うちは極端な例だと思いますが、本当に時間を奪われます。

実は健康面への影響も!?

お菓子にワインにチョコ、お米などなど、これらはすべてここ4か月以内に届いた優待(の一部)です。

これでもまだ一部です…

賞味期限に追われ、家にあるからとお菓子を山ほど食べ、外食も行きまくり。最近は外食でも食材の産地とか書いてあることもありますが、気にせず欲しいものをバクバク。

居酒屋系優待券は子連れでは使いにくいからと会社帰りに1杯ひっかけて帰ることも多々。今まではそんなことした事無かったのに。そして1杯では終わらない。

ご想像の通り、健康的な食生活とは程遠い生活をしております。

そしてこちらが私のここ数年の人間ドックでのコレステロールの表です。爆上がりです。
皮肉にも株主優待の取得個数との相関関係が見られます。

前途では株主優待の取りすぎは時間も奪われると書きましたが、人生の残り時間までも奪われているのかもしれません。

まとめに変えて

最後は暗い話になってしまいましたが株主優待そのものは日本独自の制度で、うまく活用すれば高利回りを得られ(銘柄によっては)優れた投資先であることに異論はありません。

普段行けないお店に食事に行ってプチ贅沢を楽しめることも株主優待の醍醐味だと思います。

ただ取りすぎて、株主優待に縛られた生活を送り時間も浪費し疲弊するのは本末転倒でありナンセンスです。

縛られてなんていない!私は株主優待生活を楽しめているんだ!と豪語するあなた(私です)。
(たの)しいのでは無く、楽(ラク)だからでは無いでしょうか…

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