ラストワンマイル(9252)の1株で貰える株主優待を考察してみた

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すでにX(旧ツイッター)では話題になっている株式会社ラストワンマイル(証券コード:9252)の株主優待が話題ですね。いろいろと。

今日はちょっと真面目に考察してみました。

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ラストワンマイル(9252)の優待の内容

2023/10/13に開示された内容が下記ですが、要約すると1株なら1,000円、100株なら5,000円が2,8月の年2回貰えますよ!ただし2期連続で保有してないとダメよ!って言う内容です。

コスパを求める方々が多く、やはり1株で1,000円が年2回!って言う所に惹かれますよね。

株価は3,940円(2023/10/18終値)なので年間利回りは50%です。2年間優待が維持されれば元本回収できる計算になります。

わずか1週間で優待の条件がすぐに変更された(改悪)

2023/10/13の開示からわずか1週間後の2023/10/18に新たな開示が発表されました。
こちらの内容を纏めると優待をもらうには何かしらの情報を入力してくれた人に限る!優待額は先週発表の内容から変更なし!Amazonギフトカードに決定したからね!

と言った内容でした。

この「当社が用意する入力フォームに、当社が必須とする項目を全てご入力いただけること」って言う条件が不安です。ものすごく不安を煽られますね。具体的にどのような情報の入力が必要なのかは現時点では不明ですが、優待目的での投資のハードルは上がったと思われます。

恐らく個人情報の提供が求められるような気がします。

提供が必要な情報を事業内容から推測してみた

私の推測ですが今回の発表内容から「株主還元」と言う意味合いよりも「顧客獲得のためのツール」としての側面が強いと考えています。

と言うのもラストワンマイル(9252)は電気やガス、宅配水、光回線の個人向け商材を扱っています。

四季報には電話営業に強みともありますし、おそらく電話番号、居住地などを含む個人情報を収集し、アンケートで電気やガス、通信回線に関するヒアリングを行うことで顧客属性を判断して効率よく営業をかけようとしているのではないでしょうか。

タケよん!
タケよん!

知らんけどな!笑

同社は東京本社と福岡営業所があるようですが居住地はあまり関係なく、全国どこでも営業を受ける可能性はありそうです。

例えば同社が自社サービスとして提供する「まるっとでんき」のサービスエリアは沖縄・離島を除く日本全国でサービス提供をしているようです。

株主優待をもらう時にアンケートなどで仮に「どこの電力会社と契約していますか?」のような項目に対し「大手の○○電力」とか「不明(把握していない)」など新規顧客になり得そうな属性の人が見つかれば営業電話とかメールやら郵便物が送られてくるケースなどが想像できます。

他にも自社サービスの「まるっとWATER」にしても同様に全国的にサービスを行っているので株主優待の申し込みアンケートの項目設定によってはウォーターサーバ利用が見込めそうな赤ちゃんが居るファミリー層を見つけたり、自社より高価な他社サービスを利用中のユーザーを見つけることも出来そうです。

営業電話かかってきそうですよね…。

ちなみにですが株主優待にかかった費用は「交際費」や「広告宣伝費」で会計処理されるケースが多いようです。今回は広告宣伝費処理するつもりなのではないでしょうか。

株主優待狙いの投資はアリかナシか

ここは意見が分かれるところではあると思います。ただの株主還元では無く顧客獲得コストとして使われていそうなので営業電話をうまくかわせる人(なぜか電話番号やメールアドレスいっぱい持っている人含む)が向いていると思います。

あと2期連続の株保有が必要なので今から保有する人は最短でも2024年8月権利が株主優待獲得の最速時期になります。

株価も値動きは激しめです。PER56.13倍、PBR7.37倍(いずれも2023/10/18終値3,940円で計算)と言う数字を見ても割高に見えます。

利回り50%の株に対し、元本回収できるか、途中で廃止になるか、廃止したときに安くなっているかもしれない株を売ってトータルプラスで終われるか。そのあたりを天秤にかけた「スクラッチくじ」に参加したい人向けかと思料します。

額面だけ見ると太っ腹優待に見えますが、ビジネスツールとして見た時に企業側が費用対効果が見込めないと判断すると制度が廃止になる事も考えられます。

費用対効果を高めるために多くの情報を提供できる人にしか優待を配らなくなったり(貰えない人が多くなる)こともあり得そうです。

私個人の意見を纏めると「投資適格者」は以下の人物像です。

  • 営業電話があっても断り慣れている方(もしくは電話番号いっぱい…略)
  • スクラッチくじ感覚での投資になることを認識して余裕資金を投じることができる方

注意点?

考えられる注意点としてラストワンマイルの自社サービスは利用者との「契約行為」になるので契約が結べない18歳未満は対象外になる事も考えられます。

巴工業(6309)みたいに未成年でもお酒の優待貰える企業もあるのでどうなるか分からないですけどね。

2期連続保有が条件なので大半の人が優待を獲得する前に廃止!なんて可能性も念頭に置いた方がいいと思います。その点も含めて「スクラッチくじ感覚」での投資になるような気がします。

まとめに変えて

開示されている情報が少ない点、いろんな「含み」を持たされている点から判断に迷う投資先なのかなと思います。

高利回りを追及して4千円程度のくじ引きに気軽に参加できる感覚の方は参加してみれば良いと思います。

皆さん
皆さん

色々言うてるけど、あんたはどないしたん?

タケよん!
タケよん!

おう!家族会議の結果、家族全員(3人)既に1株ホルダーやで!

ジャンピングキャッチに成功したから既に含み損やけどな!

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