まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
米国金利上昇に伴って債券への投資も旨みが出てきます。ただ国債中心だとリターンの魅力に欠けるから社債へ。でも長期社債はリスクが高いし短期は利回りが低い。
となると中期デュレーションの社債はどうかな?となるわけです。
そこで今回は中期社債に投資するETFであるVCITについて調べて見ました。
本記事の結論・まとめ
- VCITは債券の中ではミドルリスクミドルリターンの中期社債に投資するETF
- 実は米国企業の幅広い業種の企業の債券に投資
- 株式価格との相関関係が低いのが魅力的
- 株式と組み合わせてポートフォリオ全体の低ボラティリティ化に好適
VCITの特徴
バンガード社が運営するETFです。特徴は残存期間が5~10年の投資適格社債で運用をしています。
配当利回りが中期国債より少し高い3.82%あるのが社債で運用するメリット言えます。
VCIT基本データ | |
投資対象 | 公共事業、金融業の企業が発行する米ドル建て 課税対象固定利付投資適格債券のうち、残存期 間が5~10年のもの |
対象 インデックス |
ブルームバーグ・バークレイズ米国社債(5-10 年)インデックス |
配当利回り | 3.82% |
経費率 | 0.07% |
配当月 | 毎月 |
構成銘柄数 | 1,729 |
設定日 | 2009/11/19 |
VCITの発行体別構成比率
過半数は工業企業よる社債で構成され、金融を加えると90%超となります。
工業と聞くと製造業などをイメージしがちですが、資本財セクターや通信、消費関連、エネルギー、情報技術セクター企業の社債も含まれています。
VCIT格付け別構成比率
一番構成比率が高いのはムーディーズによる格付けでBaa格評価の債券です。他はA、Aaと続いています。
なお、ムーディーズ社による格付けがBaa以上のものは投資適格債券に分類されており、VCITは投資適格債券のみで構成されていると言えます。
チャート・トータルリターン
トータルリターン比較では全米株式全体を表すVTIとの比較を行います。
VTIと比較することで債券投資の特徴であるボラティリティの低さが目立つチャートになっています。
直近1年間のトータルリターン
直近1年間のトータルリターンはVTIの14.5%に対し、VCITは-2.8%です。
金利上場が続いている分、配当は貰えるもののそれ以上に債券価格が下落しているためトータルリターンでマイナスとなっています。
ETFreplay.comより
直近3年間のトータルリターン
直近3年間のトータルリターンはVTIの50.4%に対し、VCITは7.0%です。
2015年から2016年にかけて米国での9年ぶりの利上げや、原油安などの影響で大きく株価を下げていました。そのためVTIも直近高値から12%以上の下落をしていますが、VCITはその影響を受けずに下落幅は2%以内に収まっています。
ETFreplay.comより
このように株価と相関関係が低いのが債券投資の魅力でもあります。
2009年からのトータルリターン
VCITの設定来となる2009年からのトータルリターンです。
VTIもVCITもいずれも長期的には基本的には右肩上がりの理想的なチャートです。
両社の違いはボラティリティとリターンです。ボラティリティとリターンの双方が高い株式か、いずれも低い債券か言った傾向が顕著に表れています。
ETFreplay.comより
また、相関関係が低い点も魅力で2011年頃にVTIは20%近く下落をしていますが、VCITは影響を受けていません。
逆にVCITが5%程下落した2013年頃にVTIは上昇を続けたままです。
この関係性は魅力的でポートフォリオに両社を組み込むことで資産全体の値動きをマイルドに抑えることができます。
VCITの配当・増配率
配当額はやや減少傾向です。それでも毎年3ドル弱の配当を受ける事ができます。
VCITの最近の配当額
毎月の配当額は安定しており、1株当たり0.2~0.25ドルの間で推移しています。
もし配当だけで生活するようなスタイルの場合、毎月配当に加えて、配当額が安定している点は魅力的ですね。
ブログ後記
ポートフォリオ全体の安全性を高めるために債券投資ができるETFを比較しています。
特に株式と組み合わせることでポートフォリオ全体のボラティリティを抑えつつ、安定した配当の受け取りを実現できそうです。
ほな、また。
関連記事です。全世界の株式市場の過半数を超えるアメリカ株式市場全体に投資する優秀なETFがVTIです。
ちなみに債券でも投資不適格債券ばかりを集めた【JNK】というETFもあります。まさにジャンク。