ポートフォリオのノーセルリバランスの絶大なメリットとは!?

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

米国株は好調ですね。買いたいけど高くて買えないとか、次の金融ショックが来たら買うと言う声を聞きます。

金融ショックが近いうちに来ると思ってて暴落している最中に株式を買いに行ける自信があると確信を持って言える人は良いです。信念を貫いて行動してください。

そうでない大多数の人にオススメなのがノーセルリバランスです。

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本記事の結論・まとめ

  • 安値拾い、高値売却には確信とも言えるほどの自信が必要
  • ノーセルリバランスならルール通りに淡々と資産を積み上げるだけ
  • ただそれだけで安値拾いが可能!
  • 長期的に右肩上がり相場への投資が前提
  • 運用額が多すぎるとリバランスできない
  • 運用額が少ない資産形成初期におススメ

大多数の人は暴落中は怖くて買えない

大多数の人は暴落中は怖くて買えないし、株価が高騰して盛り上がってるからと恐る恐る買ってみようと手を出したらすぐに値下がりして怖くなって手放して損してしまうとかありませんか。

仮想通貨で損した人のパターンですね。


Googleより

ノーセルリバランスとは

ノーセルリバランスとは目標とするポートフォリオの比率を保つ目的で行われるリバランスの手法のひとつです。

比率が高い資産クラスは売却せずに、比率が低下した資産クラスを追加購入することで目標とするポートフォリオバランスを保つやり方です。

ノーセルリバランスの方法を紹介

では実際にノーセルリバランスのやり方で資産を築いていく例を見てみます。

ノーセルリバランスの例:①ルール設定

例えば株式と債券どちらも50%ずつ保有するポートフォリオにすると決めたとします。

ポートフォリオ
株式 50%
債券 50%

ノーセルリバランスの例:②ルールに沿って投資

株式と債券にそれぞれ100万円ずつ投資をしたとします。

スタートはこの状態です。ルール決めした50%ずつのポートフォリオが守られている状態です。

ポートフォリオ
株式 ¥1,000,000
債券 ¥1,000,000
合計 ¥2,000,000

ノーセルリバランスの例:③ポートフォリオのバランスが崩れたら…

株式クラスの市場が悪化し、50%の暴落が起きたとします。

ポートフォリオ
株式 ¥500,000
債券 ¥1,000,000
合計 ¥1,500,000

するとポートフォリオのバランスは崩れてしまいます。

ノーセルリバランスの例:④減少した資産クラスを購入することでリバランス

バランスが崩れた資産クラスを多く追加購入することでポートフォリオのバランスを保ちます。

上記③の状態から50%ずつのポートフォリオに戻すには債券を75万円、株式を25万円追加購入します。

そうすることで再び各資産クラスが50%ずつで目標バランス通りの資産配分となります。

ポートフォリオ
株式 ¥1,250,000
債券 ¥1,250,000
合計 ¥2,500,000

ノーセルリバランスの例:⑤バランス崩壊→追加購入によるリバランスを繰り返す!

今度は債券クラスで50%の暴落が発生したとします。

ポートフォリオ
株式 ¥1,250,000
債券 ¥625,000
合計 ¥1,875,000

このような状態になった時に追加で100万円分投資をする場合、株式は\187,500、債券812,500購入します。

そうすることでまた目標とする資産配分通りのポートフォリオを組むことができます。

ポートフォリオ
株式 ¥1,437,500
債券 ¥1,437,500
合計 ¥2,875,000

ノーセルリバランスの例:⑥損小利大のメリットを享受!

ここまでの投資総額は400万円です。株式と債券がそれぞれ50%づつ暴落する悲劇に見舞われました。

両資産クラスが50%暴落しているため評価損もマイナス50%になってもおかしくありませんが、途中でノーセルリバランスを実施してきたので評価損はマイナス28.1%程度に抑えることができています

このあとに株式も債券も2倍になったとします。一度価値が半分になったのでチャートだと元の価格に戻っただけになりますね。

ポートフォリオはこのように変化します。

ポートフォリオ
株式 ¥2,875,000
債券 ¥2,875,000
合計 ¥5,750,000

株式も債券も半分→2倍と変動しただけなので評価損はプラマイゼロでもおかしくありませんが、ノーセルリバランスを実施してきたので400万円の投資を行った結果、575万円の資産を保有していることになりました。

相場が元に戻っただけなのにプラス43.8%の好成績となりました。

これは随所随所で安値で多く購入することができたからですね。

これがノーセルリバランスのメリットとなります。

ノーセルリバランスのメリット

ノーセルリバランスのメリットは決めた一定のルールに従って淡々と実行するだけで、結果的に安値で買って、高値で売却することができる事です。

安く買って高く売る!投資の目標ですが、たやすく実行できることではありません。

人は欲深いイキモノです。まだ値下がりするかも知れない。もっと高騰するかも知れない。そう思ってなかなか買えず、売り時を逃したりしてしまいます。

ノーセルリバランスなら決めたルールに従って行動するだけなので市場パフォーマンス以上の結果を得る可能性があります

ノーセルリバランスの2つのデメリット

有能なノーセルリバランスがデメリットも存在します。

価値がいずれ元に戻ることが前提

価値が下がり続ける資産クラスには通用しない点です。

上記の例を紹介した際も資産価値が最終的に元に戻っています。ドルコスト平均法などもそうですが、価格が暴落したとしてもいずれ元に戻ることを前提にした作戦です。

価値が元に戻らない場合、下がり続けるダメな商品をリバランスと称して大量に購入し続けることになってしまいます。

そのため、長い目で見た場合にジグザグしながらでも右肩上がりのチャートを描くような商品に適用できる作戦となります。

追加資金投入額より資産が多すぎるとリバランスできない

積立が進み、運用額が大きくなりすぎるとリバランスのために必要となる追加資金額も多く必要になります。

例えば上記の例の続きで株式と債券を1,000万円ずつ保有するポートフォリオが株価が50%暴落してしまうと、リバランスに必要な資金も500万円となり、なかなか目標とする資産配分に戻すことができなくなってしまいます。

ブログ後記

資産形成初期にはノーセルリバランス作戦が有効かも知れませんね。

今後、米国株ETFの購入を進めていこうと思っていますが、ノーセルリバランスを取り入れようと思います。

ほな、また。


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