abcの「優待のいずみ」は何が変わる?株主優待を外部店舗で使える新サービスを考察してみた!

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2026年9月30日、abc株式会社(8783)から、株主優待ポイントの新サービス「優待のいずみ」の提供開始が適時開示で発表されました。

これまでのabcの株主優待ポイントと言えばabcが運営する飲食店や宿泊施設で使えるという内容のものでした。

それが今回、「この店で優待ポイントを使えたらいいのに!」と株主側からリクエストできるようになるのが今回の適時開示で発表されたサービス「優待のいずみ」の内容です。

皆さん
皆さん

え?使いたい店ってどこでも良いの?なんでそんなことできるの?

タケよん
タケよん

普通は無理よね!?どんな仕組み?ってのを適時開示読み込んだから解説していくよ!
あと私なりに考察もしてみたから最後まで見ていってね!

※この記事には、適時開示で記載された事実だけでなく、私個人の考察・曲がった感想(笑)も含みます。


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abcの「優待のいずみ」とは?

まずは、今回発表されたサービスの内容を簡単に整理します。
「優待のいずみ」はabcの株主優待ポイントを株主からオススメされたabc以外のお店でも利用できるようにするためのサービスです。

株主側から「abcの優待をこの店で使いたい」とリクエストできるのも今回のポイントです。

極端な話、私の大好きな個人経営の町中華があるんだけどそこで優待使えたらな!が実現するかもしれません。

そのような希望をabcの株主から声を集めます。abc側は株主から「このお店で優待使えたらいいな!」と、希望の集まったお店に対して「優待のいずみ」サービスの提案を行います。

そして提携が成立すれば、そのお店でabcの株主優待ポイントを利用できるようになります。

ただし、店舗側にも「優待のいずみ」のサービス利用に関する条件があります。

  • 株主がポイント利用で受けられる商品・サービスはお店側の自己負担
  • 優待ポイント利用分について、abcからお店への補填はない
  • お店は、株主の来店実績に応じてabcへ定額の送客手数料を支払う
  • お店ごとに受け入れ可能な来店件数の上限が設定される

つまりお店側からすると「優待ポイント利用分は自店で負担する。更に株主を送客してもらった分、abcに手数料を支払う」という契約です。

皆さん
皆さん

え?それお店になんかメリッ…

タケよん
タケよん

ちょっと待って!笑
多分同じ意見です!!私の考察は後半で記載しますね😅

適時開示にも「ご指名を起点に提携企業が増えるほど、株主の皆様の優待の使い道と、当社の事業の双方が広がります。」との記載があります。

お店側にとっては、優待客の来店による新規顧客獲得やリピート利用につながる期待が、これらの負担に見合うかどうかがポイントになるのでは?と言うのが私の考察です。

優待族にとって何が変わる?

皆さんのような優待族側から見ると、今回の変更はかなりシンプルで「優待ポイントの使い道を自分たちで増やせるようになる」かもしれないです。

株主優待制度そのものの付与対象・付与基準・付与時期が変更されるわけではなく、今までのabcが運営する飲食店や宿泊施設で使える点は何も変わらないので今回の発表は少なくともデメリットは無いように見えました。

タケよん
タケよん

優待の利用先が広がるかも!って期待だけさせといて、あとでガッカリする可能性はあるかもですけどね😢

皆さん
皆さん

「優待のいずみ」めっちゃ疑ってるやん笑

2026年8月期分の株主優待ポイントについても、従来どおり2026年11月5日に株主優待アプリを通じて贈呈される予定です。

そして私たちは「使いたい店を株主がリクエストできる」点です。リクエストは上場企業なら証券コードを使って指名できますし、それ以外のお店については、abcが提供するアプリの「THANKS Map」上から指定することができます。

つまり、大阪と東京にしかお店が無いのに優待ポイントの出口戦略を考えずに大量に権利を獲得した株主にも…

タケよん
タケよん

ドキッ!!

チャンスが広がるということになります。


提携するお店側はどうなる?

今度は提携を受けるお店側の気持ちになって考えてみます。

優待族が提携するお店で優待ポイントを使って食事をしたとします。でもそのポイント分の補填をabcがお店に払ってくれるわけではなくお店側の負担です。

しかもお店側は優待族が来店するたびにabcへ定額の手数料を支払うことになります。

皆さん
皆さん

え?お店側は何かメリットあるん??

お店側から見ると「新しいお客さんが来る」というメリットがあります。広告代わりになりますよね。
そしてその優待族が気に入ってくれたら今後は優待ではなく自己負担でリピート利用してくれるかもしれない。

abcの「優待のいずみ」の営業担当になった気分でお店側のメリットを無理やりひねり出してみたけどこの程度しか思い浮かばかったです笑

お店側は新規のお客さんを獲得するための広告費と考えれば成立するかもしれないし、タダメシ&送客手数料の負担に難色を示すかもしれません。

お店がこの条件をどう評価するかが「優待のいずみ」が広がるかどうかのポイントになりそうです。


abcは優待コストを削減したいのでは?

ここからは100%完全に私の個人的な考察です。

優待のいずみをうまく 悪用 活用すれば「abc自身が負担する優待コストを減らせるんじゃないでしょうか?」

例えば、私のような優待族がabcが運営する新橋の居酒屋「升亀」で優待オフ会を開いて優待族4人で2万円分の優待ポイントで飲食したとします。

当然、その飲食代を提供するコストはabc側に発生します。ところが、同じ2万円分の優待ポイントを「優待のいずみ」を利用して外部の提携するお店で使ったらどうでしょう。

同じように優待族が2万円分の優待でオフ会を楽しんだとします。優待族が保有する優待ポイントは2万円分消滅しますが、飲食代を負担するのは提携先のお店側です。

abcからお店側への補填はありません。

つまり、優待族から見れば同じ「2万円分の優待」だったとしても

abc自社のお店で使われる場合はabcが優待コストを負担するが、

外部のお店で使われる場合はそのお店がabcの優待コストを負担する

という天と地ほどの違いが生まれます。

皆さん
皆さん

なんてこった!狂った利回りの優待出しておいて、コスト負担を他社に求めるだなんて!

タケよん
タケよん

「優待のいずみ」を利用してくれる店舗が現れたらですけどね🤔

提携してくれるお店があるかどうかは甚だ疑問ですが。

例では2万円の損得で計算しましたが実際のabcの優待の原価や店舗ごとの粗利率などは開示されていないため、具体的にいくらコスト削減になるのかまでは分かりません。

でも「優待のいずみ」を利用してくれるお店があれば、優待コストの負担がabcからそのお店へ移る構造になるでしょう。

タケよん
タケよん

そんなお店があればですけどね…

皆さん
皆さん

めっちゃ疑ってるやん笑


「送客ビジネス」に見せながら、実は優待コストを消滅させる?

もう一歩踏み込んで考えてみると、abcは今回のサービスについて適時開示で以下のように主張しています。

  • 株主の利便性向上
  • 提携企業への株主の送客
  • abcと提携企業双方の事業拡大
  • 循環型エコシステムの構築

つまり表向きのビジネスモデルとしては「abcが株主をお店へ送客する」というものです。

皆さん
皆さん

もう「表向き」とか言っちゃってるし笑

タケよん
タケよん

あと、何がエコシステムなのかはよく分かんけどな。
エコとかSDGsとか言いたいだけちゃうんかと…

お店側からすると、abcから 優待乞食 株主を送客してもらう代わりに優待ポイント利用分はお店側の自腹で負担して来店1件ごとにabcへ手数料も支払うことになります。

一見するとホットペッパーや食べログのような送客ビジネスにも見えないことも無いですが、abc側から見ると結構美味しい仕組みに見えてきます。

例えば2万円分の優待が使われても、abcが店舗に2万円を補填する必要は無く、むしろ2万円分の優待にかかるコストを負担せずに済むことになります。

仮にabcが店舗から1件たったの100円の送客手数料を貰ったとしても「100円しか儲からないビジネス」ではなくて「2万円の優待にかかるコストを負担せずに済んだうえに、更に100円貰えるスキーム」と考えることができます。

もちろん、abcが「優待コスト削減が目的」と言っているわけでなく、あくまでも私の推測です。

でも、送客手数料を超激安にしてでも提携店舗を増やせるなら、abcにとっては十分メリットがあると思います。

一見、超低コストな送客ビジネスに見せかけつつ、実は優待コストを外部に負担してもらうスキームなんだから笑

タケよん
タケよん

そう考えちゃうのは私だけでしょうか。ひねくれてるかな?

もはや「優待のいずみ」ではなく「優待のひずみ」なんじゃないの?
そんなふうにも見えてきます。

皆さん
皆さん

誰がうまいこと言えと笑


この仕組み、abcにとって本当にうまくいくのか?

この仕組みは本当にうまくいくのでしょうか?私は甚だ疑問に感じています。

個人的には、ポイントは提携するお店側がどれだけメリットを感じるかだと思っています。

abc側には以下のようなメリットがあります。

  • 自社の優待コストを抑えられる
  • 送客手数料を受け取れる
  • 株主の優待満足度向上
  • 株主を「顧客」として外部企業にも送客できる

一方、お店側のメリットがあるとしたら以下が考えられます。

  • 新規顧客を獲得できる可能性
  • 優待利用をきっかけにしたリピート利用

問題は、お店側が気にしているのは「このサービス利用したら儲かるん?」でしょう。
優待使ってタダメシ食べて帰る人ばかりなら、負担が増えるだけなのでしんどいですよね。

新規のお客さん獲得&リピート客に繋がるか?がポイントだと思います。

abc側もお店側の負担・疑問を理解していると思われるからこそ「お店ごとに受け入れる来店件数の上限(枠)」を設定して、小さく始められるようにしていると感じました。

そして今回の第1期は2026年9月30日~12月31日とのことです。

第1期でどれくらい送客できたのか、提携するお店がどう評価するのかちょっと注目したいと思います。


優待投資家の私たちにできること

じゃあ、私たち優待族はどうすればいいのか?これは簡単です。

優待を使いたい店を、どんどんリクエストしましょう。

チェーン店じゃなくてもリクエストは可能なので普段良く行く好きなお店、行ってみたいけどちょっとお高いから敬遠していたあのお店、abcの優待がもしも使えるようになったら嬉しい店を片っ端からリクエストすればいいと思います。

特に、東京・大阪以外にお住まいで「近所に優待使える店ないのにタケよんとか言うやつが𝕏で煽るからabc買っちゃったよ!」って言う人!

「自分が行きたいお店をabc優待の利用先にできるかもしれない」ですよ!多少の手間はかかるかもですが、デメリットは無いのでリクエストしてみましょう!


まとめ「優待のいずみ」は実現すれば面白い仕組み

今回の「優待のひずみ」「優待のいずみ」は株主が「このお店で優待を使いたい」とリクエストし、abcがそのお店に 優待コストの負担を押し付け 優待ポイントを利用できるように提携サービスを打診するという新しい仕組みです。

優待族にとっては、優待ポイントの使い道が広がる可能性があるのが大きなポイントでした。

abcにとっては、自社以外のお店への送客によって手数料収入を得られるだけでなく、そのお店で優待が使われれば自社の優待コストを抑えられる可能性もあり、何より優待族に喜ばれる、実現すれば、一石三鳥の仕組みです。

ただし、お店側には優待利用分の負担や送客手数料があるため「このサービス使ったらホンマに儲かるんかいな?」と気にはなります。

タケよん的には、「優待のひずみ」「優待のいずみ」でabc優待が利用できる店舗が増えることを願いたいと思います!

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