まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
マネックス証券、楽天証券が相次いで米国株式取引手数料の値下げを発表しましたね。両社とも最低取引手数料が0.01ドルとなりました。これで約定価格が2.3ドル~4,444ドルの間であれば0.45%手数料率が適用されて、手数料的に損することはありません。
最後の砦?SBI証券が追従!?いや、0円です!
SBI証券も0.01ドルで肩を並べるのかと思いきや、まさかの0ドル、0円で発表してきました。
SBI証券HPより引用
これで最低手数料は引き下げられるところまで引き下げられたことになります。
一見、SBI証券が優位に見えます(これがSBI証券の上手なところですね)がマネックスも楽天証券もほぼ差がありません。最低手数料額だけを見ると3社どこを選んでも同じです。
手数料が0ドルになるケースは?
SBI証券にのHPには「手数料が1セント未満になる場合、手数料は0ドルとなります。」と書かれています。手数料を0ドルに抑えるには約定代金が2.2ドル未満である必要があります。
ちなみにS&P500採用銘柄の中で株価が2.2ドル未満の銘柄はありません。
SBI証券で取引可能な全銘柄にまで対象を広げるとAAC(1.3ドル)、ACHV(1.9ドル)、ADMP(1.5ドル)、ADXS(1.7ドル)など取引手数料を0ドルに抑える事が可能な銘柄もあることはありますが…
それは本当にあなたの投資方針にあっていますか?
0.45%の手数料率をケチったとしても株価、為替変動で一瞬で吹っ飛ぶ額です。
これで米国株式取引手数料は3社横並び!
これで手数料率、最低手数料、最高手数料の全てで3社が横並びになった格好です。
証券会社 | 手数料率 | 最低手数料 | 最高手数料 |
マネックス証券 | 0.45% | 0.01ドル | 20ドル |
楽天証券 | 0.45% | 0.01ドル | 20ドル |
SBI証券 | 0.45% | 0ドル | 20ドル |
SBI証券の最低手数料が頭一つ抜き出ているように見えるのですが、実態は頭一つも出ておらず、髪の毛1本分ぐらいですね。
SBI証券は米国株式・ETF定期買い付けサービスの併用がしやすくなる?
SBI証券の強みとして「米国株式・ETF定期買付サービス」があります。
同サービスとは「米国株式・ETF定期買付サービスは、お客さまが銘柄毎に指定した設定内容を基に、設定株数、または設定金額以内の単元株を定期的に買付する取引サービスです。米国株式、米国ETFは1株(1口)単位でのお取引となります。」
最低取引手数料が引き下げられたことで上記サービスが利用しやすくなります。
BNDとかVYM、PFF、SPYD、ZMLP、YYYのような株価が低めのETFを定期的に設定金額分自動買い増しする!と言った使い方も面白いですね。
やはり資産形成に自動積立は強力です。投信積み立てでも良いですが、より低コストな米国株式でも積み立てやすくなるのは嬉しいですね。
ブログ後記
今回の3社の引き下げ合戦はいったん引き分けに着地でしょうか。引き分けですがSBI証券は0ドル!というインパクトを使ってうまく宣伝できたような気がします。
あとは今後の最高手数料や手数料率の引き下げを期待します。
ほなまた。
関連記事です。買いやすくなった米国株で始めに買うETFはどれにしますか?



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