まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
インデックス投資家にとって吉報が飛び込んできました!タケよん!も保有する人気のバンガードのETFが手数料改定によって経費率の引き下げが行われました!平均して22%引きです。どこかのバーゲンセールかと見紛う数字ですね。でもバーゲンと違うのは期間限定ではなく、この先ずーっと経費率が安いままと言う点です。
ニュースリリース記事は「バンガードETF®経費率改定のお知らせ(米国時間4月26日付)」です。
前回も10本のETFの手数料率を改定してくれたのに今回はまた別のETF9本のコスト改定です。正直、今でも十分安いと思うのですが、更にコストを追求する投資家思いの姿勢には脱帽です。

目次
手数料が改定されたETFはコチラの9本です
【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
0.04% → 0.03%です。
もはやVTIについては説明不要でしょうか?米国の株式全体に投資ができるETFです。米国株式市場のほぼ100%をこのETF1本でカバーできます。つまりVTIを持っていると間接的に米国株式全部持ってるのと同じことになります。
たった150ドル程度(2019.5月時点のVTIの株価)で「私は個人投資家です。米国株式全てに投資をしています。」と言えちゃうのがVTIです。
タケよん!もVTIは米国ETFの2本柱の1つですので今回の手数料率の改定は嬉しいニュースとなりました。

【BND】バンガード®・米国トータル債券市場ETF
0.05% → 0.035%です。
債券ETFの王道と言えばこのBNDかブラックロックのAGGでしょう。もしくはステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのSPABも低コストな総合債券ETFです。経費率で言うと今まではBNDは0.05%、AGGとSPABは0.04%と若干ながらAGG、SPABにアドバンテージがありました。しかし今回の手数料改定で手数料率でもBNDが有利になりました。
タケよん!のポートフォリオでもBNDは米国ETFの2本柱のもう1本です!



【VOO】バンガード・S&P500 ETF
0.04% → 0.03%です。
あのウォーレン・バフェット氏も自身の死後は資産をS&P500連動ETFで運用しなさいと妻に残しているのは有名な話ですよね。その投資が実践できるのがこのVOOです。米国の有名な500企業にまとめて投資ができます。
他にもIVV、SPYがS&P500連動ETFとしてありますが、今回の手数料改定でVOOが一歩抜け出した形になります。


【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF
0.07% → 0.05%です。
米国を除く先進国各国にまとめて投資が出来るETFです。主たる投資先としては日本、イギリス、カナダ、フランス、スイスと続きます。米国以外に投資をしたい場合の候補になるETFですね。ただ米国株式市場経由で日本へも投資をしている点でやや扱いにくいかと思います。

【VO】バンガード・米国ミッドキャップETF
0.05% → 0.04%です。
米国株の中型株を投資対象とするETFです。投資対象は368銘柄に分散されています。トータルリターンは5年で成長率10%弱です。VTIが11.2%あることを考えると少し物足りないですね。中型株に集中投資したい場合に活用したいETFです。
【VTV】 バンガード・米国バリューETF
0.05% → 0.04%です。
米国株の大型バリュー株に絞って投資をするETFです。バリュー株式を狙い撃ちしているので投資対象のPERの平均はVTIの19.8倍に対し、VTVは16.4倍となっています。
中には利益成長率が低いが故に割安株となってしまっている銘柄もある点には注意が必要です。

【VUG】バンガード・米国グロースETF
0.05% → 0.04%です。
米国株の大型グロース株へ投資するETFです。リターンは5年で13.3%とVTIの11.2%を上回っています。投資対象上位はMicrosoft、Apple、Amazon、Googleとテクノロジー株に偏っている点も特徴です。
VTIもセクター別構成比率では同様にテクノロジーがトップですが比率は20.4%です。対してこのVUGの場合はテクノロジー比率は34%と高いです。
【VV】バンガード・米国ラージキャップETF
0.05% → 0.04%です。
米国株の大型株へ投資するETFです。成績は5年平均で11.5%の成長なのでVTIの11.2%と比べても大差はありません。対象は大型株への投資ですが構成銘柄数は607と広く分散されています。
【VXF】バンガード・米国エクステンデッド・マーケットETF
0.08% → 0.07%です。
米国の中型&小型株へ投資するETFです。特徴は構成銘柄数が3,268とかなり多い点です。米国の全株式をほぼカバーするVTIが3,615なのでそれより大型株が対象外になっている分だけ銘柄数がVTIより少ないです。
一方で成績は5年平均で9.2%です。VTIが11.2%とVTIの方が優れています。ただ10年間のリターンではどちらも15.3%と大差はありません。
となると経費率で見てもお得なVTIに投資したくなりますね…
ブログ後記
今でも十分安かったバンガードのETFが更にコストカットに動いてくれる姿勢が嬉しいですね。今後もバンガード、ブラックロック、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのETFで迷ったら今後の経費率の値下げを期待してバンガードのETFを選ぶのもアリかも知れませんね。
また今回のVTIの経費率改定のお陰で楽天VTIの信託報酬も値下がりすることになります。ありがたいですね。
ほなまた。
関連記事です。配当重視のETFの比較記事です。

コメント