高配当銘柄は配当利回りが買い支えになると言う嘘(NYダウ銘柄編)

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まいど!タケよん!(@takeyon7)です。

世界株安、弱気相場、年初来安値更新、日経平均2万円割れ目前。とネガティブなニュースが多く発信されています。

そんな中で投げ売り、逃げ売り、狼狽売りしてしまう人も居れば、インデックス投資こそ長期資産形成の王道!とばかりに淡々と積み立て続ける人も居ます。

何が正解かは今は分かりません。10年20年後に多くの資産を持っていた人の行動が正解です。

それはさておき「高配当銘柄は配当利回りに買い支えられるから下落に強い!」なんて言葉を聞いたことはありませんか?果たして12月相場でも同じことが言えたのか確認してみました。

高配当銘柄は配当利回りに買い支えられる!とは?

理屈はこうです。例えば3,000円で配当利回り5%で安定配当を継続している銘柄があったとします。

鋭い人は気づいているかも知れませんがイメージは日本たばこ産業ことJTです。

株価下落で半額の1,500円まで下がった場合、配当利回りは10%になります。10%配当は魅力的なので実際は配当利回り7.5%となる2,000円で買いに回る投資家が増えるかもしれません。

このように元々高配当な銘柄は株価が下がると更に高配当になり、魅力度が増すため買い注文が入りやすいです!と言うのが良く聞く「高配当銘柄は配当利回りに買い支えられる」の正体です。

NYダウが12.1%下がった時、高配当銘柄は買い支えられたか?

2018年12月は12月21日までの3週間でNYダウ平均株価は12.1%の下落でした。

NYダウ平均株価採用銘柄のうち、配当利回り上位5銘柄と下位5銘柄の値動きはどうだったでしょうか?

上記の良く聞く理論なら配当利回り上位5銘柄は12.1%未満の下げ幅となるはずです。

下の表はNYダウ採用銘柄の配当利回り上位5銘柄の12月相場です。

順位ティッカー企業名配当利回下落率
1IBMアイ・ビー・エム5.66%-12.83%
2XOMエクソンモービル4.81%-14.31%
3VZベライゾン・
コミュニケーションズ
4.38%-8.92%
4CVXシェブロン4.29%-12.38%
5PFEファイザー3.43%-9.30%
平均4.51%-11.55%
NYダウ2.79%-12.11%

NYダウ平均株価の配当利回りの単純平均は2.79%です。これが指数採用銘柄上位5銘柄になると4.51%になります。いい数字ですね。

この配当利回り上位5銘柄ファンドの12月の3週間での下落率は11.55%でした。

まぁ、確かにNYダウよりは若干マシですが。期待していた効果はこの程度でしたか?少なくとも私は違います。

続いてNYダウの配当利回り下位5銘柄です。平均利回りは1.38%とNYダウの半分程度の利回りしかありません。

順位ティッカー企業名配当利回下落率
26DISウォルト・ディズニー・カンパニー1.68%-9.76%
27AXPアメリカン・エキスプレス1.70%-18.65%
28UNHユナイテッド・ヘルス1.51%-15.29%
29NKEナイキ1.21%-3.66%
30VVisa0.80%-12.31%
平均1.38%-11.93%
NYダウ2.79%-12.11%

そして12月相場での下落率は11.93%と、NYダウ平均株価より若干パフォーマンスがマシで、先ほどの利回り上位5銘柄よりも下落幅が0.4%だけ少ないです。

皆さんの期待、イメージはこの程度のメリットでしょうか?私は違います。

今回はサンプルが少ないので本当は高価があるのかも知れませんが、今回のように大差なく下落することもあります。

つまり高配当銘柄は下落に強い!などと過信せずにリスクコントロールをしっかりすべし!

ブログ後記

とは言え利回りが高まると新規購入、買い増しをしたくなりますよね。

11月中旬ごろはNYダウの単純平均の配当利回りは2.49%でしたが今は2.79%まで上昇しています。このまま3%まで延びてしまうのでしょうか…

ほな、また。


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