VEAで米国以外の先進国に分散投資!がおススメできない理由

スポンサーリンク

アメリカの経済成長は凄まじいですが、分散投資家としては他の先進国にも分散投資したいところ。そこでバンガードのVEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)が選択肢としてあがるのですが、日本人にはおススメできません。

ETFの純資産総額は7.9兆円と第6位の資産額とアメリカではランキング上位なので多くの人々に支持されているようです。

今回はそんなVEAについて調べて見ました。

スポンサーリンク

VEAの特徴

VEAとは世界第2位の運用資産額を誇るバンガード社が運用するETFです。正式名称は「バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF」です。

目標とするベンチマークはFTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスです。このインデックスは日本、英国、カナダ、フランス、ドイツ、スイス、オーストラリアなどの先進国市場の、大型株・中型株・小型株約3,700銘柄で構成されます。

気になる経費率は0.07%です。安いですね。

国別構成比率

投資対象を国別にみると一番割合が大きいのが日本です。これが日本人にあまりオススメでない理由です。日本にいながらドル建てでETFに投資をするも、中身は2割が日本株式。わざわざ海外ETFで運用する意味ないですね。為替の影響も受けますし。

構成比
日本 21.9%
英国 15.7%
カナダ 8.3%
フランス 8.0%
ドイツ 8.0%
スイス 6.7%
オーストラリア 6.1%
韓国 4.7%
香港 3.2%
オランダ 2.9%

日本に次いではイギリス、カナダ、フランス続きます。

資産の多くをドルで持つアメリカ人には分散投資の一環としてVEAを持つのもおススメかと思います。VTIをメインにアメリカ株で運用しながら(VOOでもいいかもしれませんね)、サテライト的にVEAで他の先進国をカバーして、VWOで新興国も抑えておく。こんな正攻法な作戦が取れるかと思います。アメリカ人には。

が、我々日本人からすると日本株式が22%も含まれるETFを取引手数料の高い海外市場経由でしかもドル建てで運用するデメリットの方が目立ちます。

日米除く先進国株式インデックスETFみたいなのがあれば良いのですが、日本人以外に売れなさそうなので発売されないでしょうね。

スポンサーリンク

構成銘柄

VEAは全3,844銘柄で構成されています。

1位はオランダのロイヤル・ダッチ・シェルで世界2位、ヨーロッパで1位の石油エネルギー企業です。ネスレは世界最大の食品、日用品メーカーです。ネスカフェ、キットカット、ミロなど言われて見れば普段よく口にする食品や飲料がネスレ製品だったりします。

銘柄 構成比率
ロイヤル・ダッチ・シェル 1.4% オランダ
ネスレ 1.3% スイス
サムスン電子 1.3% 韓国
HSBCホールディングス 1.0% イギリス
ノバルティス 0.9% スイス
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ 0.9% スイス
トヨタ自動車 0.8% 日本
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 0.8% イギリス
ユニリーバ 0.8% オランダ
BP 0.7% イギリス

7位に日本のトヨタがランクインしていますね。ランキング外ですが、日本からは三菱UFJやソフトバンク、ホンダ自動車、三井住友フィナンシャルグループなどが含まれています。普通に日本円で日本市場で買った方が良いですね。

株価・チャート

直近1年間、3年、設定来である2007年からのトータルリターンを先進国トップのアメリカ株式を投資対象としたVTIと比較していきます。

まずは1年間での比較です。VEA(緑)の比較対象としてメリカ株式に広く投資するのVTI(青)を並べています。ここ1年ではVTIの方がパフォーマンスが良いですね。

トータルリターンはVTIの17.5%に対し、VEAは13.6%です。13.6%でも素晴らしい成績なのですが、VTIと比べると見劣りしてしまいます。アメリカの成長は凄まじいですね。


ETFreplay.comより

次は3年間での比較です。1年間同様に全体的にVTIより劣る結果になっています。VEAの17.1%に対し、VTIは34.7%ですから倍ほどパフォーマンスに差が出てしまっています。


ETFreplay.comより

最後にVEAの設定来となる2007年からのチャートです。リーマンショック後の落ち込みまでは似たような成績なのですが、ショック後の回復で大きく差が開いています。


ETFreplay.comより

VTIは127.7%のリターンに対し、VEAは30.7%です。アメリカが良すぎるのかも知れませんが、11年で30%は魅力に欠けますね。

スポンサーリンク

配当・増配率

過去の配当実績は下図のとおりです。現在の株価に対する配当利回りは2.75%です。増減配を繰り返しており、配当はあまり安定していません。

株価が低迷しているせいか、今日現在の利回りはやVTI(1.68%)、IVV(1.78%)よりもVEA(2.75%)の方が高利回りとなっています。

まとめ

  • VEAだけでアメリカを除く先進国に分散投資ができる
  • だけど日本へへの投資が2割強
  • 為替リスク取って、アメリカ市場で日本に投資は無駄

関連記事です。全世界の株式市場の過半数を超えるアメリカ株式市場全体に投資する優秀なETFがVTIです。

米国株デビューをしたいけど、何から買えばいいか分からなければ、とりあえず15万円程度のVTIを買うのが正解です。理由は後述します。 他...
スポンサーリンク