まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
私にとって2019年は本格的に米国株投資を始めた1年でした。VTIやVYMなどの王道ETFに多く投資をしました。
もう1年も終わりなので2019年の主要ETFの成績を振り返ってみたいと思います。最初に感想を言うとさすがに急に騰がりすぎです。手放しで喜べないかなぁとも思います。
目次
主要米国株式ETFの2019年リターンまとめ
米国株式全体に投資するVTI、その中でも大型株500種に絞ったS&P500連動のIVV、更にアメリカを代表する30社に絞ったダウ平均株価に連動するDIAを比べて見ました。
ETF | 年初株価 | 年末株価 | リターン | リターン (分配金込) | 分配 利回り |
VTI | 127.73 | 164.08 | 28.5% | 30.0% | 1.23% |
IVV | 251.72 | 324.26 | 28.8% | 31.4% | 1.98% |
DIA | 233.36 | 286.33 | 22.7% | 25.2% | 2.08% |
今年だけを見るとバフェット先生の言う通りに黙ってS&P500に投資をしておけばよかったことになります。
分配金利回りはDIA>IVV>VTIですが分配金込みのトータルリターンはその逆のIVV>VTI>DIAとなっています。
VTIは米国株のほぼ100%、IVVは米国株の80%をカバーしている都合上、似たような成績となります。
VTI、IVV、DIAの2019年リターン比較
分配金なしの年次チャートです。VTIとIVVは構成が8割がた同じなのでほぼ同じチャートになります。
Yahoo financeより引用
VTI、IVV、DIAの2019年分配金込のトータルリターン比較
分配金込みで30%近くのリターンをもたらしてくれるのは素晴らしいですね。ボラティリティはほぼ同じでリターンだけが異なります…。
ETFreplay より引用


高配当系ETFの2019年リターンまとめ
次にインカムゲインと重視する投資家に好まれるETFを集めてみました。
先ほどの米国株全体に投資するETFでは分配金利回りが1~2%だったのに対し、高配当(VIGは増配)であることを重視するETFでは1.7%~4.4%と高利回りとなっています。
ETF | 年初株価 | 年末株価 | リターン | リターン (分配金込) | 分配 利回り |
SPYD | 33.85 | 39.38 | 16.3% | 21.5% | 4.43% |
VYM | 78.12 | 93.87 | 20.2% | 23.8% | 3.03% |
HDV | 84.27 | 98.23 | 16.6% | 20.4% | 3.27% |
VIG | 97.32 | 125.07 | 28.5% | 30.7% | 1.71% |
ただし2019年のトータルリターンに着目すると20%前半から30%台と差が広がっています。
分配金利回りではSPYD>HDV>VYM>VIGですがトータルリターンで見るとVIG>VYM>SPYD>HDVとほぼ利回りの逆です。
SPYD、VYM、HDV、VIGの2019年リターン比較
年間リターンでは差が開く結果となりました。連続増配ETFであるVIGが停滞することなくきれいな右肩上がりのチャートとなった分リターンでも勝っています。
Yahoo financeより引用
SPYD、VYM、HDV、VIGの2019年分配金込のトータルリターン比較
続いて分配金込みのトータルリターン比較です。資産形成と捉えると分配利回りよりもトータルリターンが最重要となります。
配当にフォーカスしたETFではVIGのみが頭一つ抜けた結果となっています。
ETFreplay より引用

ブログ後記
ショックなことに今年は高配当、高分配なETFはトータルリターンが悪いと言う結果になってしまいました。今度はこの傾向は今年に限ったことなのかを調べて見たいと思います。
そうであれば少なくとも資産形成期は高配当ETFではなくS&P500連動ETFで良いことになります。
不景気のリセッション期だと逆の結果になるかもしれませんが。
ほなまた。
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