ソーシャルレンディング投資家にとって悲しいニュースが飛び込んできました。
「「ソーシャルレンディング」最大手 監視委不適切運用で調査」としてグリーンインフラレンディングが運営するファンドに投資する事業で不適切な運用の疑いがあったと報じられています(6/27リンク先削除を確認)。
その後の続報です。全案件で分配遅延が発生しています。

対象の案件は本当に2件だけか
maneoマーケットまたはグリーンインフラレンディングのWEBサイトに投資家各位向けの案内文書がリリースされています。
maneoマーケット株式会社より引用
その案内文書によると現在2つのファンドに対し、資金の使用の一部について確認中のため募集を停止している旨が記載されています。
対象の案件は以下の2案件です。
- 【第15弾】バイオマス発電ローンファンド
- 【第21弾】メガソーラーローンファンド
今回はあくまでも現在募集中の案件の募集中止をアナウンスするものです。報道によると資金の運営を行う「グリーンインフラレンディング」と言う会社の問題と報じられています。そのため、上記案件以外でも影響を受けるのではないかと推測しています。
グリーンインフラレンディングでの案件募集状況
現在グリーンインフラレンディングでは募集中の案件がありません。少なくとも報道のあった6/19(火)からこの状況です。
グリーンインフラレンディングより引用
今回の報道では貸付先の問題ではなく、グリーンインフラレンディング自体の問題のようなので新規に白黒はっきりしないと募集が再開されないと思われます。
白黒はっきりするまで募集があってもリスクがありすぎて投資する気になりませんが。
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投資家への影響は
最悪の場合、グリーンインフラレンディングで投資をした案件の分配金や元本が返還されない可能性があります。
過去にも「ラッキーバンク」や「みんなのクレジット」で返済遅延や元本が返還されないと言った事態も起きています。
タケよん!もグリーンインフラレンディングでは3案件で合計20万円を投資しているため心配です。今後は7/11に次回の分配金、8/9には一部の投資元本が返還される予定ですが…
投資家が取るべき行動は
私を含めて既に投資済みの方ができる行動は限られています。と言うかほとんどないです。グリーンインフラレンディングの出方を待って、元本が返還されることを願うばかりです。
多額の資金を投資している方の場合、今後の行方によっては控訴と言う手段があることも覚えておくと良いかもしれません。
これからソーシャルレンディング投資を検討しているかたは投資を慎重に検討しましょう。今の経済状況の中、利回りが10%もあるのは異常ですから、リスクが潜んでおり、貸し倒れなどに遭遇してしまう前提で構えておいた方が良いです。
当然ですが、投資にはリスクがあるので貸し倒れリスクや、事業者リスクなどを鑑みて余裕資金でかつソーシャルレンディング事業者、案件を分散さえてリスク分散を図りましょう。
続報(6/22)
6/22(金)にグリーンインフラレンディング更にお知らせ文書が更新されていました。
確認要請に協力している旨の案内文書でした。報道を否定するものではなかったので、概ね報道通りだったと捉えることができそうです。
グリーンインフラレンディングより引用
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