まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
2018年最大のIPOのブックビルディングが始まりましたね。
当選確率はかなり高そうなのですが、申し込むべきか迷っています。
自分なりに調べて見たので整理してみます。
IPO情報
銘柄 | ソフトバンク |
コード | 9434 |
事業内容 | 移動/固定通信事業及び ICTソリューションの提供 |
上場予定日 | 2018/12/19 |
仮条件 | \1,500 |
ブックビル期間 | 2018/12/3~12/7 |
期待度 | △ |
取り扱い 証券会社 | 野村證券 大和証券 SMBC日興証券 みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 岡三証券 東海東京証券 岩井コスモ証券 水戸証券 西日本シティTT証券 松井証券 マネックス証券 あかつき証券 |
初値上昇の期待条件の該当/非該当
上昇期待条件にはどれも該当しませんでした、
- 単独上場(*1) :非該当
- 旬のテーマ: 非該当
- 公開株が少ない(*2):非該当
- 新興市場への上場:非該当(未発表ですが新興市場では無いでしょう)
- 小型IPO(*3):非該当
(*1)同日に他に上場する銘柄が無い場合を対象とします。
(*2)当選本数が5,000本未満を対象とします。
(*3)公開規模が10億円未満の小型IPOを対象とします。
公募割れリスク条件の該当/非該当
出口案件であること以外は該当します。成熟企業、大型IPOであることから初値の大幅上昇はまず見込めないと見て良さそうです。
- 投資ファンドの出口案件(*4):非該当
- 東証1部/2部上場銘柄:恐らく該当
- 大型IPO(*5):該当
(*4)投資ファンドの持ち株の大半を売り出す案件(投資ファンドの利益確定案件)の事を出口案件と言います。
(*5)公開規模が100億円を超える大型IPOを対象とします。
初値は上昇or公募割れ?
いろいろな視点から1,500円の仮条件を超えてくるかを予想してみました。
配当性向85%で配当利回り5%
ソフトバンクの配当政策として配当性向を85%に設定する方針としています。
これを同業他社と比べて見ます。
確かに5%は魅力的ですが配当性向を高めているだけに過ぎないようにも見えますね。
銘柄 | 配当性向 | 配当利回り |
ソフトバンク | 85% | 5.00% |
KDDI | 38% | 3.41% |
NTTドコモ | 50% | 3.89% |
視点を変えてPERで比較してみます。
同業他社が10倍~14倍程度なのに対しソフトバンクは17倍と少し割高に見えます。
銘柄 | PER |
ソフトバンク | 17.00 |
KDDI | 10.13 |
NTTドコモ | 13.74 |
ソフトバンクをPER14倍程度にしようとすると株価は1,235円になってしまいますが配当利回りは6.07%まで上がってしまいます。
他の高配当銘柄と比較
配当に着目して大型高配当銘柄と比較をしてみました。対抗馬は日産自動車とJTです。どれも5%程度の配当利回りです。
ですが、PER、配当性向共にソフトバンクより上ですね。
銘柄 | 配当利回り | 配当性向 | PER |
ソフトバンク | 5.00% | 85% | 17.00 |
日本たばこ産業 | 4.93% | 64% | 13.75 |
日産自動車 | 5.33% | 28% | 7.85 |
こうして見てもただ配当性向を高めて見た目の配当利回りを上げているように思えてきます。
タケよん!はIPOを申し込むのか?
今回は申し込みません。
話題性や配当利回りが買い支えになって大幅な公募割れはしないと思いますが、初値が2割も3割も上昇するとは思えません。
1割程度は上昇するかもしれませんが勝ちが確信できないIPOは見送ります。
相当な慎重派の意見かも知れませんが。
同じ5%配当の日産自動車違って生活に溶け込んでいるので不況にも強いと思います。不況だから車を買い控える事はあっても不況だからスマホの料金プランを変更してギガ数を減らす人は少ないと思います。
ソフトバンクのストックビジネスで安定した利益を今後見込める点では日産自動車よりもメリットになりえる部分ではありますね。
リスクがあるとすれば政界からの携帯電話料金に対する圧力かと思います。
ブログ後記
ソフトバンクに期待されている方もいるかも知れませんが、慎重に分析して今回は見送ることにしました。
配当利回り5%は魅力ですけどね。同じ5%ならより低PERの日産自動車にしておきます(保有していますが)
ほなまた。
関連記事です。タケよん!の日本株ポートフォリオです。日産のような高配当銘柄も好んで買っています。

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