音声合成技術の関連会社の上場案件です。最近はAmazon EchoやGoogle HomeなどのITデバイスが人間のように流暢に喋ることができるようになってきました。その発展の陰には音声合成技術が密接にかかわっています。
今後、様々な場所でロボットが活躍する時代になるでしょうから、人間のようにしゃべるための音声合成技術は注目される技術と言えます。
旬のAI関連技術なので初値も期待できそうです。
IPO情報
銘柄 | エーアイ |
コード | 4388 |
事業内容 | 音声合成エンジン及び音声合成に 関連するソリューションの提供 |
上場予定日 | 2018/6/27 |
仮条件 | 900円~1,000円 |
ブックビル期間 | 2018/6/11~6/15 |
期待度 | ◎ |
取り扱い 証券会社 | SBI証券 SMBC日興証券 みずほ証券 東海東京証券 藍澤證券 岩井コスモ証券 エイチ・エス証券 エース証券 極東証券 東洋証券 水戸証券 むさし証券 |
関連記事です。同日に上場する他の3銘柄の記事はこちらです。
初値は上昇or公募割れ?
公募割れの不安はないと思っています。ただ、同日上場が4社もいる点が懸念ですね。
初値上昇の期待条件の該当/非該当
上昇期待条件に3つも該当します。今回は当選本数が6,520本と当たり本数が少ないです。その分値上がりが期待できますね。
- 単独上場(*1):非該当
- 旬のテーマ: 該当
- 公開株が少ない(*2):非該当
- 新興市場への上場:該当
- 小型IPO(*3):該当
(*1)同日に他に上場する銘柄が無い場合を対象とします。
(*2)当選本数が5,000本未満を対象とします。
(*3)公開規模が10億円未満の小型IPOを対象とします。
公募割れリスク条件の該当/非該当
リスク条件には全て非該当です。ひとまず安心と言ったところですね。
- 投資ファンドの出口案件(*4):非該当
- 東証1部/2部上場銘柄:非該当
- 大型IPO(*5):非該当
(*4)投資ファンドの持ち株の大半を売り出す案件(投資ファンドの利益確定案件)の事を出口案件と言います。
(*5)公開規模が100億円を超える大型IPOを対象とします。
会社情報
日本語音声合成エンジンに関する研究開発から製品開発、販売、サポートを全て一貫して行っています。利用ユーザーとして通信、防災、金融、鉄道・交通、車載、ゲーム、観光、自治体、図書館等、多岐に提供されています。
実際に触れてみた方がイメージしやすいかと思います。エーアイ(4388)のホームページの音声合成デモンストレーションがあるので何か文章を入れてみると音声を合成して喋ってくれます。
このように事前に録音した音声ではなく、まるで一人の人間が喋っているような感覚で音声を出力してくれます。アナウンサーの仕事も無くなりそうですね。
売上、利益を確認してみると売り上げは急成長ではないものの緩やかな右肩上がりと言え、順調です。
特筆すべきは高い純利益率です。H24,25年頃と比べると低下したとは言え、15%の営業利益率なのは優秀ですね。
今後さらに売上が好調になった場合に化ける可能性があります。
もしもIPOに当たったら!?
欲に負けないようにIPOに当たった時のルールを書いておきます。
- 公募価格が仮条件の上限以外の時は買わない
- 将来性のある会社でも初値で売却
タケよん!の2018年IPO状況
当選:1件/申し込み37件
当たりますように!
※記事タイトルの期待度表記については以下の基準としています。なお、タケよん!が抽選申し込みをするのは△以上の案件です。
- ◎:初値が公募価格を大きく上回る可能性が極めて高い。
- 〇:初値が公募価格を上回る可能性が高い。
- △:初値が公募価格同等もしくは若干の上昇が見込まれる
- ×:初値が公募価格を下回ることが予想される。
コメント