前回は今や学資保険は不要で積み立てをした方が良いのでは?という記事を書きました。
学資以外にも車、住宅、老後と様々なシーンでまとまった資金が必要になります。今回はさらに長期間でのシミュレーションを見てみます。
用途を限定した資金準備はやめた
もし今、子供が生まれたらタケよん!はもう学資保険には入りません。子供が生まれた家庭と言えば若い夫婦の方が多いでしょう。
なぜ学資資金だけ保険で貯めるのか?用途ごとに資金を準備するための保険に入りだすとキリがありません。
車、住宅、学資、子供の結婚資金、リフォーム、老後、お金の必要なシーンは多いです。
なのでタケよん!は用途を限定した資金準備をすることは辞めました。
冒頭に書いた学資保険のみです。こればかりは今解約すると損になるので…放置します。
10年後に200万必要なら10年後に200万円分リバランスすればいい
毎月せっせと資産を積立てて、まとまった資金が必要になるたびに現金から支出を行って、崩れたアロケーションバランスを再構築する。
この決められたルールに乗っ取って運用を行っていきます。
積み立ての前提はこうです。先ほどの学資資金シミュレーションとよく似ています。
現在のペースと同じ毎月10万円を30年間積み立てて行く計算です。
国内株式 | 海外株式 | 債券 | 現金 | |
積立額 | 各資産¥300,000/年 | |||
積立年数 | 30年 | |||
年間リターン | 4% | 7% | 2% | 0% |
ポートフォリオの割合 | 各25% | |||
リバランス | する |
この条件で30年間積み立てを行うと次のようになります。
3,600万円の元金に対し、6,139万円の資産が出来上がります。退職時にこれだけあれば老後は安泰ですね。
途中に暴落を経験する場合のシミュレーション
常に右肩上がりの資産シミュレーションは楽観視が過ぎます。先ほど同様に10年目にリーマンショック級の暴落が来た場合を想定したシミュレーションもしてみました。
それでも積み上げ元本を大きく上回るリターンを得ることができます。評価損となる期間が数年続くため、精神面でのタフさも必要になります。
次は同様に20年目にリーマンショック級の暴落が来た場合を想定したシミュレーションです。
20年目に暴落を食らうとせっかく積み上げた株式クラスの資産が6割カットされるため、ドローダウンの額が大きくなります。
最悪も想定しておく
100年に一度と言われたリーマンショックです。そんなものが10年目、20年目と2回も来たらさすがに資産はマイナスになるのでは?と思い、これも計算してみました。
結果は30年目にはしっかりと資産額がプラスになっています。
ただ、評価損期間が多い点が難点です。10年目以降は評価損がマイナスの期間の方が多いため、信念を曲げずに強い意志で積み立てを継続することが大切となります。
最後にあくまでも自己責任でお願いします。当シミュレーションは将来を保証するものではありません。
まとめ
- 学資保険は今は良くても返戻率108%
- 資金拘束期間の割にメリットが低い
- 投資で学資資金を貯めるのもアリ
- 暴落も想定して積み立てとリバランスを継続が必要
- 精神的なタフさも必要
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