前回の「30代から始める投資・資産運用・マネープラン(前編)」の続きです。前回はマネープランまで立てましたので今回はもう少し具体的に書いていきたいと思います。投信の具体的な商品名も出していきます。ご参考になれば幸いです。
投資・資産運用方針
iDeCo、NISAともに投資信託を積み立て買い付けしていきます。個別株や海外ETFなども考えられますが、まずは投信で投資に慣れることが大事かと思います。少額で始め、経済市況や為替によって資産が増減することに慣れていきましょう。
子供の大学進学までは大きな支出の予定もなく、比較的長期の運用期間が取れるため、海外株式をなどのリスク資産を多めに取って良いと考えます。
具体的には「投信積立設定を変更しました(後編)~意味ある分散投資~」で35歳の管理人、タケよん!が積み立て投資の投資先割合を考え改めた時の数字を流用してみます。
- 株式 :70%
- 国内 :15%
- 先進国:35%
- 新興国:20%
- 不動産:15%
- 国内 :10%
- 先進国: 5%
- 債券 :15%
- 国内 :10%
- 先進国: 5%
株式割合は7割、海外割合は6割とリスクを取ってリターンを得る作戦です。短期的には相場の上下変動によって投資元本割れが発生し、含み損を抱える期間があるかも知れません。○○ショックが途中で発生しようとも投資を中断せずに淡々と積み立てることが大切になってきます。
タケよん!ならこうする!
今、もしも30代にして投資にチャレンジすることになったらどのような投資を実行するか本気で考えてみました。投資割合は上記の割合を使用し、楽天証券を使用する前提として、楽天証券で購入可能かつ最も信託報酬の安い商品から選択しています。
(※iDeCo、NISA共に夫・奥さん共に同額を設定します。金額は月額の積立額を記載。)
iDeCoの積立設定
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
13,000円 - インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
10,000円
NISA
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
7,500円 - eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
4,500円 - <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
5,000円 - <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
2,500円 - eMAXIS Slim 国内債券インデックス
5,000円 - eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
2,500円
上記で毎月10万円、年間120万円が溜まっていきます。毎月10万円は多く感じるかもしれませんが、ボーナスからも毎月均等に少しずつ積み立てる想定ですね。
また、夫婦二人で全く同じ積み立て内容にしています。万が一離婚する場合になっても財産分与が楽ですからね。
iDeCoの方により高リスクとなる海外不動産や海外株式を割り当てています。理由は上下変動が激しくなることが予想されるため、運用期間によってカバーされることを狙っています。また、NISAの場合は今後、子供の大学進学の際に一部の投信を解約して教育資金に充てる可能性があるため、変動の少ない債券型の投信なども解約対象から選べるようにしています。
ワンポイントアドバイス
30代ですとまだまだ働き盛りです。仮想通貨で一攫千金などで夢を見るよりは、現実を見て、自己投資・自己研鑽・自己啓発で自分に磨きをかけましょう。そしてこれから自分の年収をUPさせることの方がよっぽど賢明です。
関連記事です。
まさに35歳のタケよん!が積み立て設定をやり直した時の記事です。


20代の方はこちらの新社会人編も参考にしてください

個々に投信を買わずにバランスファンドを利用する手もあります


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