ノーロード投資信託のコストは信託報酬だけじゃない!?

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eMAXIS Slimシリーズの投信は本当は最安ではないかもしれません。

今までインデックス連動の投信はどれも同じ値動きをするのでコストで選べと言ってきました。この考えは変わりません。コストで選ぶべきです。
コストって何?信託報酬だけでしょ?て人には70点あげます(上から目線ですみません。)

信託報酬と販売手数料との事でしょ?と言えたら80点。

信託報酬と販売手数料と信託財産留保額でしょ?で90点。あと10点は何でしょう?という記事です。

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投資信託のコストとは?

分かりやすく表にしてみました。今回話題にしたかったのは売買委託手数料と、その他費用(監査費用等)です。

コスト発生タイミング コスト種別 確認方法
売買時のみ 販売手数料 証券会社のWEBサイト等
信託財産留保額 ファンドの目論見書
保有期間中ずっと 信託報酬 ファンドの目論見書
売買委託手数料 ファンドの運用報告書
その他費用(監査費用等) ファンドの運用報告書

最初に書いた残り10点は最後の2行部分のことですね。

売買時に発生するコスト

まず大分類としてコストの発生タイミングで2種類に分けられます。売買時に1回ずつ発生するコストと、保有期間中ずっと必要なコストです。

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販売手数料とは

投信を買うときに販売会社(銀行や証券会社)に支払うのが販売手数料です。

販売手数料3%の投信があれば10,000円分購入した場合、3%分引かれて、証券会社の口座内に9,700円分の投資信託を保有することになります。いきなり評価額がマイナス3%ですね。

最近の低コスト投信は売買時のコストは不要なノーロード投信が多いのであまり優劣出にくいです。

信託財産留保額とは

投信を解約する時に発生するコストです。先ほどの例の続きで評価額9,700円の投信を解約する際に信託財産留保額が1%の場合、97円引かれて9,603円に換金されます。

これは運用する側としては投資家から解約があった場合、保有するリスク資産を現金化して投資家に返金する必要があります。リスク資産の現金化(株式の売買)には手数料がかかるのでそれを賄うための費用となります。

ちなみに信託財産留保額が0%の場合は、投資家の投信解約に伴って運用会社がリスク資産の売却のために支払う手数料は保有を続ける他の投資家が負担することになります。

長期保有を固く誓っている投資家からすると多少なりとも信託財産留保額が設定されていた方が良いのかも知れません。

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保有期間中に発生するコスト

次に保有期間中ずっと必要になるコストがあります。有名なのは信託報酬ですね。他にも売買委託手数料や監査などで生じた手数料があります。

これらは全て情報開示されており、運用会社が発表している投信の運用報告書に記載されています。

下は<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドの運用報告書です。


ニッセイTOPIXインデックスファンド 交付運用報告書より

こんな感じで全て書かれています。信託報酬が0.194%ですが合計では0.203%となります。これが合計の数値が実質コストですね。

信託報酬とは

信託報酬はよく耳にすると思います。ファンドの運用にかかる費用のことです。
販売会社から運用報告書などが送られてきた方は居ませんか?その印刷費用や郵送費用もこの信託報酬として我々のような投資家から徴収されています。
信託報酬は証券会社のWEBサイト等でも簡単に確認できるため、投信選びの基準にした事がある方もいらっしゃるでしょう。

保有期間中に発生するコストの中では、この信託報酬が占める割合が一番大きいので時間をかけずに優良インデックス投信を探したい場合、この信託報酬のみを目安にしても問題ありません

売買委託手数料とは

個人投資家が投資信託を買ったりと、ファンドに資金流入があった場合に運用会社は株式などの有価証券に変えて資産運用をしていくことになります。

その際の株式購入手数料に該当するのが売買委託手数料です。資金の流入出の際に発生するコストとなるため、あらかじめ公表はされていません

運用結果が記載される運用報告書には「過去1年間にこれだけの費用がかかりました。」と記載されています。

その他費用(監査費用等)

監査法人や信託事務などにかかる費用です。信託報酬とは別にファンド内の資産から支払われます。投信によっては目論見書に費用率が記載されている投信もあります。実際にかかった費用は運用報告書に記載されているため確認することができます。

まとめ

  • 最近の低コスト投信は売買時は手数料不要(ノーロード投信)
  • 手数料に占める割合は信託報酬がほとんど
  • 時間を節約したい人は信託報酬でインデックス投信を選ぼう!
  • わずかな額でも低コストを極めたい人は運用報告書を確認しよう!

最後に

信託報酬ばかりが取り沙汰されているが、それ以外にもコストがかかっていることを知ってほしくて記事にしてみました。ちなみにインデックス投信王道のeMAXIS Slimシリーズは決算を迎えていないため運用報告書が発行されておらず、実質コストはまだ分かりません。わかり次第記事にしてみたいと思います。

本当は信託報酬以外のコストも考慮した低コスト投信ランキングを作ろうと調べたのですが、手数料の説明だけで2,000文字近くになったのでランキングは次の機会にします。

関連記事です。信託報酬が安い投信の記事です。

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