まいど!タケよん!(@takeyon7)です。
つい先日の2019/1/13(日)に投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018の発表がありました。
Twitterでも当日はTLにFOYがらみの投稿が相次ぎ、関心の高さが伺えました。
有効投票数も241多くのブロガーが参加していたようです。そして結果は以下の通りとなったそうです。
どれも素晴らしい投信ばかりです。が、10年後、20年後にこの投信達を保有し続けているかは漠然とした不安を感じでいます。
目次
FOY2018ランキング
ランキングは以下のようになっています。シリーズで言うと三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズが5本、楽天バンガードファンドシリーズが2本を占めています。
順位 | ファンド名 | 経費率 | 設定日 |
1 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.11772% | 2017/2/27 |
2 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.11772% | 2013/12/10 |
3 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.15336% | 2018/10/31 |
4 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.16960% | 2017/9/29 |
5 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.17172% | 2017/5/9 |
6 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 0.62000% | 2007/3/15 |
7 | Vanguard Total World Stock ETF(VT) | 0.10000% | 2008/6/24 |
8 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.17280% | 2018/7/3 |
9 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.22960% | 2017/9/29 |
10 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.15336% | 2018/3/19 |
経費率はほぼ0.1%台と非常にローコストで投資をする環境が整ったと言えるでしょう。
設定日が新しいものが多いと言う漠然とした不安も
ランキングを見て気になったのが10本中7本はここ2年以内に新規設定された投信だと言うことです。
長期投資が基本となるインデックス投資ですので10年20年いや、50年くらいは運用を続けるつもりで保有しないといけないと考えています。
そこで多くの情報を元に分析をした投信ブロガーが薦める投信の7割は発売間もない投信であることに不安を感じます。
このFOYも2007年からされているようですが、当時のランキングからランクインしているのは6位の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」しかありません。当然ですよね。それ以外の投信は2008年以降に新規設定された投信ですから。
今選ぶならランクインしている投信、だけど継続長期投資は疑問
今オススメの投信はどれですかと聞かれるとFOY2018の結果にランクインしている投信を進めるでしょう。
リスク許容度に応じてバランスファンドだったり米国株だったり全世界株だったりいくつかの選択肢があると思います。ただ、10年後も20年後もその投信を持ち続けているかは疑問です。
現時点で優良投信であることは間違いないです。ですが、ここ10年でもランキングがほぼ入れ替わっていたり、FOY2018の大半の投信はここ2年以内に新規設定された投信だったりと、今後も更に良い投信が出てきて既存投信が淘汰されるリスクもあるかもしれません。
この辺りが見出しで「継続長期投資は疑問」と書いた理由です。
期待はeMAXIS Slimシリーズのあのキャッチフレーズ
10年20年後に持ち続けたいファンドの条件は2点です。インデックスファンドであること、信託報酬が最安値クラスであること。
ここ数年はインデックスファンドも多く新規設定され、各社値下げ競争を繰り返しで切磋琢磨しながらも共栄してきた数年間だったと思っています。
しかし運用会社もボランティアでもなく、国の補助を受けているわけでもなく、ビジネスとしてやっている以上、コスト競争もどこかで限界が来るはずです。
その時に生き残る投信こそ長期投資に本当に向いている投信と言えますが、現時点では誰にも分かりません。が、可能性としてあるのは「eMAXIS Slimシリーズ」のあのキャッチフレーズですね。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」
コストにこだわって最安宣言をしているのはeMAXIS Slimシリーズしかありません。これがタケよん!がeMAXIS Slimシリーズを中心に積立設定をしている理由です。
ブログ後記
今のランキングを見て、ここ数年で投信環境、積立環境がだいぶ整備されてきた印象です。今後は更に低コストな投信が発表されるかは分かりませんが今後も業界と世界経済と共に私含め皆様個人投資家の資産が実りあるものになると良いですね。
ほな、また。
関連記事です。タケよん!ももちろんFOYに投票していました。

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